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J2川崎vs山形(等々力)

2004-09-25 | J2
Jリーグ・ディビジョン2第35節
2004年9月23日(木)16:00キックオフ
等々力陸上競技場
川崎フロンターレ 1-2 モンテディオ山形


さあ今度こそ!と味の素スタジアムでの浦和戦に背を向けてやって来ました。思えばJ1昇格の瞬間を見るのは2000年、当時J2の浦和レッズが最終戦で劇的Vゴールを決めて以来2度目になるのだ。2ステージ制のJ1と違って12チームがホーム&アウェーを2度、計44試合を行うJ2の戦いは本当に長く苦しいものです。だからこそ昇格の瞬間というのはまた格別なのです。

相手は前回の大宮に続いてこちらも昇格争い真っ只中の山形です。ちなみに山形には元浦和の宮沢と梅田がいたりします。ここ数シーズン確実に力を付けているチームで勢いがあります。一方の川崎は警告累積で中村憲剛と伊藤宏樹が出場停止。痛いなあ。何だかまた嫌な予感がしないでもないけれど、今日は引分け以上で昇格が決まるのだから。

そんな不安の中、川崎のボランチ相馬の奮闘が目立ちます。元日本代表、元鹿島の左サイドとして知っている人も多いと思いますが、やはりこういう大事な試合ではベテランの経験がモノをいいます。その相馬のアシストでマルクスが先制ゴールを決めたのですが、どうも試合の流れが川崎に傾きません。なぜか。出場停止の宏樹と憲剛の良さは、自分のプレーもさることながら他人を活かすプレーができることです。よりによってその2人が一度に抜けたことで、守備から攻撃に移る場面で選手同士の意識統一が上手くいかないようです。普段は3トップばかりが目立ってしまいますが、その攻撃陣を活かす選手がいなければ宝の持ち腐れ。やはり目立たない選手の地味な働きというのもチームにとっては大切なのです。

後半に入ると完全に山形が中盤を制して、試合を手中に収めてしまいます。「やばいなあ」と思った矢先にあれよあれよと連続失点で逆転負け。まさか!の展開にもう声も出ません。悲しんでいいやら、怒っていいやら、笑っていいやら、この状況に相応しい感情が見当たりません。う~む、サッカーではこういうことも起こるのか。

「昇格だけを見に来たわけではないのだ」と自分に言い聞かせて帰る途中、やはり気になるのが開幕から連勝を続ける浦和の試合。「浦和は大丈夫だろうな」。そう、早く昇格を決めてくれないと、浦和のリーグ初制覇に集中できないじゃあないか。
コメント
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