football smile

the days turn into months and years

J1浦和vs清水(埼玉)

2004-11-08 | J1
Jリーグ・ディビジョン1・2ndステージ第12節
2004年11月6日(土)16:00キックオフ
埼玉スタジアム2002
浦和レッズ 2-1 清水エスパルス


「あの時こうしておけばよかった」と思うことが多々あります。逆に「あの時こうしておいてよかった」と思うこともたま~にあります。結果が出た後によく考えれば納得できることでも、事前にあるいは今、「あの時」であることを見極めるというのは非常に難しいものです。

嫌な負け方をしたナビスコ杯決勝から3日しか経っていません。精神的にも体力的にもここが勝負どころでしょう。もちろん部屋でテレビを見ている場合ではありません。背番号9の赤いユニフォームを着て埼玉スタジアムへ。前日までどんなに仕事が忙しくても、試合観戦の当日というのは新鮮な気分になれるものです。それが大切な試合であればなおさらです。天気も上々で、スタジアムへ向かうシャトルバスの中はいつだって幸せな空気でいっぱいです。

試合はやはりレッズが主導権を握っていたように思います。しかし今日もFW陣のシュートがゴールに入りません。ミスがあって運がない状況は前の試合と同じです。このままではまたあの嫌な雰囲気が漂うのでは、と思っていたら清水の北島にやられました。しかしここでめげないのが今年のレッズです。後半登場した岡野が嫌なムードをぶち壊すように走りまわります。そして同点弾を決めたのは、出場停止の啓太に代わって久しぶりにスタメン出場していた酒井でした。同じく出場停止のアルパイのポジションに入った内館といい、普段は控えの選手がここ一番でがんばっています。リーグ戦も後半になれば累積警告で出場停止の選手が出てきます。11人だけで戦い抜くのは不可能で、優勝するにはやはり「選手層の厚さ」というものが必要になるわけです。そしてこの日がんばった選手達を見れば、レッズが優勝できるチームかどうかがわかると思います。

ナビスコ杯決勝の敗戦を良い方向へと軌道修正することができたこの試合は、おそらく「あの時」として語り継がれることになりそうな気がします。別の言い方をすれば、いよいよ本当に「優勝が見えてきたぞ」ということです。勝てば優勝が決まる次節はホーム駒場スタジアムです。そうか、そういうことなのか。

運命は劇的なクライマックスへ向かっているような予感がします。
コメント (1)
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