football smile

the days turn into months and years

サッカー監督という仕事

2009-08-02 | book
湯浅健二
JUN 2004
新潮文庫
Amazon.co.jp

「サッカーは、ある意味では、理不尽なボールゲームである。通常ビジネス同様、結果を出すための ”唯一の正解プレー” などない。だから、すべてを白紙にした状態で考察し、ベストだと確信できる組み合わせを得られるような発想の柔軟性を持つことが重要だ。監督には、チームの目的を達成するための実践的なバランス感覚が求められるのである。」

という本を読みました。「監督によってサッカーは劇的に変わる」ということを、最も実感しているのが今シーズンの浦和ではないかと思う。鹿島に負けはしたけれど、開幕戦を見た時の衝撃はかなり大きいものだった。おおっ、浦和がパス回してるよ。これは見ていて面白い。よし、サッカーが変わったことはわかった。あとは結果が伴うかどうかだ。ここからが監督の腕の見せどころ。

技術や知識といったことも大切だが、選手やコーチ、サポーター、報道陣等々、クラブを取り巻く様々な人々の心を動かすには、何よりそのパーソナリティがモノを言う。監督に最も求められるものだと思う。あいにく自分はそういうものを持ち合わせていない。まあ、最も向かない「仕事」であることは確かだね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする