ロンドン五輪アジア最終予選 第4戦
2012年2月5日(日)21:05キックオフ
キング・アブドゥラ・インターナショナル・スタジアム(EX)
シリア 2 - 1 日本
日本という国は、いろいろな事情を抱えている。シリアだってそうだ。国内情勢が不安定なため、ホームゲームを隣国で開催しなければならない。それがどういうことなのか?我々日本人には、その本当の意味を理解することができない。世界は広いということがわかるだけ。そしてフットボールとは、時に感情が結果を左右する競技であるということが。
山田直輝とオマル・アルスマが同じ21歳だって。ということを気にしながらTVを見ていた。直輝が今ひとつ攻撃の起点になり切れていなかったのに対して、アルスマの存在感はシリアの中でも群を抜いていた。上手い選手というのは、やはり世界のどんなところにでもいるものだ。それにしてもこの貫禄は何なのだ。日本にこんな選手はいない。それは、善かれ悪しかれということだけど。
終盤、おそらく日本は、同点で試合を終わらせることを狙っていたと思う。勝点勘定が頭を過った。ちょうどその時間帯を突いてシリアの逆転ゴールが決まった。あの場面であのシュートが決まるのだからすごい。そこにどのような感情が込められていたのか?本当に世界は広いね。