football smile

the days turn into months and years

松本57

2013-02-18 | design

そして二週間ぶりの松本です。

工事は全て完了したので、先週一週間はパイプオルガンの整音をしていました。オルガンマイスターという人が来て、集中して作業をしてくれました。音楽ホールというのは、やはり特殊な建築なのだなあと思います。普段の設計や工事ではお目にかかれない様々な人達が関わって、特殊な技能を集結してくれます。

今日は音響測定と合わせて、市の偉い人の視察がありました。良い機会なので、整音が終わったばかりのパイプオルガンを演奏していただきました。みんながよく知っているバッハの「トッカータとフーガニ短調」が、生まれ変わったホールに響き渡りました。素晴らしい。これが新しい響きです。そう自信を持って言えるものでした。

その後、ラインスピーカーのテストも兼ねて、マイクを使って設計主旨の説明をさせていただきました。ステージ中央に立って「私が設計監理を担当させていただきました」みたいな感じ(笑)。音響性能と耐震性能のバランスについて語りましたよ。まあ、こういうのも良い経験です。700人収容のホールで話す機会なんて、この先もう2度とないでしょうから。

というわけで、また木曜日に来ます。えび造さん、出番です。 

コメント (2)
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