アルド・ロッシ
NOV 1989
SRC+8F-2F / 6,015m2
http://www.ilpalazzo.jp/
アルド・ロッシといえばもうひとつ。先日の博多出張の際、築20年を機に全面改装されたデザイナーズ・ホテルに宿泊しました。そのファサードからして異彩を放っています。建物内へ一歩入ると、これまたやり過ぎ感満載のデザインが、これでもかとばかりに押し寄せてきます。バブルだねえ、という言葉が自然と出てしまいます。
デザインというのは、時代に消費されるものと、そうではないものとに分かれると思います。この建物は一体どちらなのか?バブルの遺産と見るのは容易いけれど、いや、どんな時代にもこういうデザインを受入れる土壌は存在するのだと考えれば、これはこれでその価値を立派に確立しているとも言えます。それは表層的な問題ではなく、デザインの本質に関わる大きな問題です。アルド・ロッシというイタリア・ブランドの底力は、そこらの模倣デザインとは確かに一線を画している。そういうことを実感できる良作であると思いました。
個人的には、もう少しナチュラルな思考のデザインが好きだけど、まあ、たまにはこういう過剰空間に身を置くことも良いものだなあと、部屋の中央に配されたガラス張りのお風呂で考えたのでした。
建築家中村拓志氏もレポートしているので興味のある方はご参考に。
http://www.con-quest.tv/018/03.php