そしてまた松本です。
以前、別の改修工事の現場代理人さんに、こんなことを言われました。
「間違ったことを正しいとは言わないけど、正しいことも正しいとは言いませんよね」
なかなか鋭い指摘です。
意思表示が不明確で、態度が曖昧であるというのは、監理者として完全に失格です。そんなことではダメだと思う反面、その方が上手く行くのではないかとも思っています。 こちらが正義を振りかざしてしまうと、現場は逃げ場を失ってしまいます。特に改修工事の場合、もはやどうすることもできない状況であることが多々あります。正しいことを求めるけれど、実現可能な到達点を見極めることが重要ではないかと思います。
また、別の改修工事の現場代理人さんは、こんなことを言っていました。
「マッチョな人が猪突猛進しても、改修工事は上手く行きませんからね」
なかなか鋭い考察です。
いろいろな駆け引きを繰り返しながら、現場はいよいよラストスパートです。
というわけで、また来週来ます。