FIFAクラブワールドカップ 2015 準決勝
2015年12月16日(水)19:30キックオフ
大阪長居スタジアム(NTV)
広島 0 - 1 リバープレート
画面の向こうから、リーベル・サポーターの大合唱が鳴り響く。昨晩は道頓堀川で大騒ぎしたそうだ。欧州に比べて、南米の知名度は低い。しかし、その熱狂は圧倒的にすごい。アルゼンチンの1stリーグであるプリメーラ・ディビシオンのTV放送なんかがあったら、なかなか面白そうだけど、そういうことはないだろうなあ。それだけに、リバープレートの試合は楽しみにしていた。
ところが試合が始まってみると、きめ細かい広島の良さばかりが目立った。相手の裏へもパスが通るし、それなりの攻撃を繰り出していた。前半は広島の方が多くのチャンスを作っていたと思う。結果論になってしまうけど、もし寿人か浅野がいたら、ゴールシーンが見れたかもしれない。後半の入り方も悪くない。これはひょっとしたら。そう思った時、リバープレートがFKからあっさり先制点を決めてしまった。こうなると、リバープレートはめっぽう強い。広島にとっては、何だか負けた気がしないまま試合が終わってしまった感じである。
広島は良いサッカーをしていたし、確かに強かった。でも負けた。リバープレートは随所にらしさを見せたけど、圧倒的な強さは感じなかった。でも勝った。本当に強いというのは、こういうことなのだろうと思う。点を取る。点を取られない。とにかく勝つ。それが全て。とてもシンプルだ。