Jリーグ・ディビジョン1 1stステージ 第9節
2016年4月29日(金)14:00キックオフ
埼玉スタジアム2002(SKY)
浦和レッズ 4 - 1 名古屋グランパス
興梠
武藤 李
梅崎 阿部 柏木 関根
槙野 遠藤 森脇
西川
ACLのシドニー戦から前節の川崎戦までを、非常に良い形で戦い抜いた浦和は、逆に今日の名古屋戦へのモチベーションが難しいかなあと思う。加えて、強風の影響だったり、芝の状況だったり、ピッチコンディションも難しい。難しい試合になると目立つのは、しっかりとした技術を持った選手である。例えば、柏木君とか。
その柏木君が、前半のうちに先制点を決めた。梅ちゃんからのパスを中央で受けると、くるりと反転して右足でシュート。利き足ではないので、妙なタイミングになったことが功を奏した。後半の早い時間にサイドの選手を代えて、右に駒井、左に関根という布陣にしたのが、この試合の大きなポイントとなった。浦和は連動性を増して、名古屋はシモビッチへのラインを断たれた。李、興梠、武藤のゴールは、いずれも浦和らしいものであった。ここまでお膳立てを整えて、18歳の伊藤がデビューした。本人にとっては、やり易い状況なのか、やり難い状況なのかはわからないけど。
名古屋の選手のポテンシャルは高い。シモビッチ高さや永井の早さといった武器は持っている。ただ、それを活かせていないという印象は受ける。そして何より、ピッチ上にリーダーがいないというのが問題だろう。楢崎の不在がこんなにも大きいものなのか。確かに闘莉王はうるさかったけど、こういう時にいないとやはりちょっと困る。そういうところが、チーム作りの難しいところなのかも知れない。