明治安田生命Jリーグ・ディビジョン1 第30節
2018年10月20日(土)16:00キックオフ
埼玉スタジアム2002(DAZN)
浦和レッズ 3 - 1 鹿島アントラーズ
ACL出場権争いが白熱している。確かに3位鹿島との勝点差4を考えると、ここで勝つ意味はとてつもなく大きい。しかし、である。そんなことは関係なく、目の前の鹿島には勝ちたい。キャプテンマークを巻く小笠原には負けたくない。そういう気持ちの方が格段に強いのは、おそらく往年のファンなら理解できるだろう。これ以上ないくらい気分の良い勝利を!例えば、逆転してダメ押しなんて、最高に気分が良いだろうなあ。
武藤 興梠
宇賀神 森脇
柏木 青木 長澤
槙野 マウリシオ 岩波
西川
非常に良い立ち上がりを見せたのは、ホームの浦和だった。両サイドを上げて攻め続けた結果、ボール支配率は70%に達した。もちろん、鹿島は想定内の試合展開であったのだろうが、この数字はなかなかすごいぞ。しかしゴールが決まらない。そこで少々前がかりになり過ぎたところを、これまた想定内の攻撃で見事にやられてしまった。あそこまで完璧にやられてしまっては、言い訳も何も思いつかない。
武藤 ナバウト
宇賀神 柴戸
柏木 青木 阿部
槙野 マウリシオ 岩波
西川
後半、浦和は完璧に立て直した。岩波、武藤のゴールで逆転。選手交代で陣形を整えて、ゲームをクローズへと向かわせる。圧巻は武藤のダメ押しゴールだ。ハーフラインを過ぎたあたりから、ドリブルで相手陣内へガンガン突入する。躊躇なし。日本代表の昌子を振り切って決め切った姿は、かつての永井雄一郎を思い出してしまった。背番号9はこうでなくちゃ。器用に裏方仕事もこなす武藤だけど、今日は堂々の主役だった。