Ｌ１浦和ｖｓベレーザ（埼玉２）

Ｌリーグ１部　第２１節
２００５年１１月３日（木）１３：００キックオフ
埼玉スタジアム第２グラウンド
浦和レッズレディース　０－０　日テレ・ベレーザ

忙しい仕事も慌ただしい出張も全てはこの時のために。やって来ました埼玉スタジアム第２グラウンド。Ｌリーグ最終戦です。なんとビックリ！第２グラウンドに観戦席ができています（と言っても仮設のようなものだけど）。ベンチに座って観戦できるなんて。

今シーズン３度目のベレーザ戦です。これでベレーザ戦はすべて観戦したことになります。０－７、０－２と過去２回はいずれも完封負け。前節優勝を決めた相手だけに、今日も厳しい試合になりそうです。

荒川、永里、大野、澤、ベレーザの攻撃陣はそのままなでしこジャパンのメンバーではありませんか。やはり試合開始から押し込まれています。川上、宇津木の両サイドバックは上がりっぱなしで、４バックというより２バック状態。ピッチが近いので脚技がよく見えます。当たり前ですがとても上手いです。ボールを受けてから相手をかわす動きだとか、スペースの作り方だとか、パスコースの選択だとか、個人レベルで差があるように見えます。

そんな状況でも浦和はよく耐えていました。ＧＫ山郷がファインセーブ連発で得点を許さず。田代の負傷退場で一時はどうなることかと思ったＤＦ陣も、間一髪で跳ね返しています。岩倉の左サイドバックって良いかもしれません。ただ攻撃に関しては、やはりラストパスがつながりません。高橋がもう少し前で基点になれればチャンスはもっと増えたのでしょうが、あの位置から前線へのパスはちょっと厳しい。もうワンクッション入れたいところですが、両サイドは相手に引っ張られてなかなか上がれないし、さすがの安藤でも１人でベレーザの中盤は崩せない。

ほとんどが自陣での守備という試合でも、北本と若林が裏を狙って何度かチャンスを作っていました。後半は、あわや！という決定的な場面も何度かありました。あそこで決めることができれば、たとえ相手が強くても勝てるわけです。しかし結局スコアレスドローで試合終了。「勝てなかった」というより「負けなかった」試合は、それでも選手達のがんばりが伝わってくる良い試合だったと思います。

昨シーズン優勝したチームにとって、５位というのはやはりちょっと寂しいものがあります。来シーズンに向けての建て直しも含めて、１２月の全日本女子サッカー選手権に期待したいと思います。