なでしこリーグカップ決勝
2007年9月24日(月)13:00キックオフ
埼玉スタジアム2002
日テレ・ベレーザ 2-1 浦和レッズレディース
初めて浦和レッズレディースの試合を見たのは、2005年5月3日のL1リーグ第5節。相手は日テレ・ベレーザだった。ホーム駒場スタジアムで0-7の完敗とは、あまりの弱さにビックリした。Jリーグ開幕当初のトップチームを思い出してしまった。そしてその時、運命は決まったのだ。こりゃあ、応援せねばなるまい。いつか、この緑のチームを倒す時が来るまでは。
試合前から、喉がカラカラに渇くくらい緊張した。別に自分がプレーするわけじゃないけど、何しろ初タイトルがすぐそこだからね。選手達の表情も幾分硬いような気がする。たった1ヶ月だったけど、ようやくここまでたどり着いたなあという実感があった。アウェーの新潟から始まって、9月はほぼこのリーグカップ観戦に専念していた。代表の試合もJリーグも見ずに。そんな風に、ひとつの大会でひとつのチームをじっくり見続けるというのは、実はとても意味深いことである。本当にチームのことを知るには、こういう見方をしなければならないとも思う。
安藤、高橋、柳田、庭田が揃えば、何でもできるような気がする。トップに北本、右には土橋がいれば、ゴールは決まるような気がする。田代、矢野、森本、西口の4バックに山郷が立ちはだかれば、絶対失点しないような気がする。そんなスタメンで始まった決勝戦は、互角以上の戦いを見せてくれた。どちらもプレスが早く、中盤は潰し合いが続く。永里に先制点を決められても、チャンスはこちらの方が多かったと思う。
後半開始からは、浦和ペースの時間が続いた。高橋、庭田から、サイドあるいは前線へと上手くボールが流れるようになる。あとは決めるだけだ。そして、ようやく安藤が決めて同点に追いつく。スタンドは大盛り上がり。すげえ、すげえ、すげえ試合だ。もうさすが、あんちゃんである。浦和のエースである。ここで決めるんだもんなあ。その後も決定機は何度もあった。GKにはじかれたけど、北本のミドルシュートはすごかった。こりゃあ絶対勝てる!と思った。
0-7で完敗したあの試合から今まで、ベレーザには1度も勝っていない。しかし目の前では、あの時とは比べものにならないくらいの試合が行われている。チームは確実に強くなっているのだ。それでも、勝ったのはベレーザだった。残念ながら、あと一歩及ばなかったのは、きっと何かが足りなかったからだろう。何が足りなかったのか?それを考えて選手はまた練習し、サポーターはまた応援する。それしかないのである。
でもその前に、控え選手が出場した予選ラウンドから、日本代表が戻った決勝ラウンドまで、選手達は本当によく頑張った。立派な準優勝に心から拍手を贈ろう。緑のチームを倒す楽しみは、もう少しお預けになっただけじゃないか。
2007年9月24日(月)13:00キックオフ
埼玉スタジアム2002
日テレ・ベレーザ 2-1 浦和レッズレディース
初めて浦和レッズレディースの試合を見たのは、2005年5月3日のL1リーグ第5節。相手は日テレ・ベレーザだった。ホーム駒場スタジアムで0-7の完敗とは、あまりの弱さにビックリした。Jリーグ開幕当初のトップチームを思い出してしまった。そしてその時、運命は決まったのだ。こりゃあ、応援せねばなるまい。いつか、この緑のチームを倒す時が来るまでは。
試合前から、喉がカラカラに渇くくらい緊張した。別に自分がプレーするわけじゃないけど、何しろ初タイトルがすぐそこだからね。選手達の表情も幾分硬いような気がする。たった1ヶ月だったけど、ようやくここまでたどり着いたなあという実感があった。アウェーの新潟から始まって、9月はほぼこのリーグカップ観戦に専念していた。代表の試合もJリーグも見ずに。そんな風に、ひとつの大会でひとつのチームをじっくり見続けるというのは、実はとても意味深いことである。本当にチームのことを知るには、こういう見方をしなければならないとも思う。
安藤、高橋、柳田、庭田が揃えば、何でもできるような気がする。トップに北本、右には土橋がいれば、ゴールは決まるような気がする。田代、矢野、森本、西口の4バックに山郷が立ちはだかれば、絶対失点しないような気がする。そんなスタメンで始まった決勝戦は、互角以上の戦いを見せてくれた。どちらもプレスが早く、中盤は潰し合いが続く。永里に先制点を決められても、チャンスはこちらの方が多かったと思う。
後半開始からは、浦和ペースの時間が続いた。高橋、庭田から、サイドあるいは前線へと上手くボールが流れるようになる。あとは決めるだけだ。そして、ようやく安藤が決めて同点に追いつく。スタンドは大盛り上がり。すげえ、すげえ、すげえ試合だ。もうさすが、あんちゃんである。浦和のエースである。ここで決めるんだもんなあ。その後も決定機は何度もあった。GKにはじかれたけど、北本のミドルシュートはすごかった。こりゃあ絶対勝てる!と思った。
0-7で完敗したあの試合から今まで、ベレーザには1度も勝っていない。しかし目の前では、あの時とは比べものにならないくらいの試合が行われている。チームは確実に強くなっているのだ。それでも、勝ったのはベレーザだった。残念ながら、あと一歩及ばなかったのは、きっと何かが足りなかったからだろう。何が足りなかったのか?それを考えて選手はまた練習し、サポーターはまた応援する。それしかないのである。
でもその前に、控え選手が出場した予選ラウンドから、日本代表が戻った決勝ラウンドまで、選手達は本当によく頑張った。立派な準優勝に心から拍手を贈ろう。緑のチームを倒す楽しみは、もう少しお預けになっただけじゃないか。
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