村上春樹
30 MAY 2009
新潮社
Amazon.co.jp
http://1q84.shinchosha.co.jp/
「タクシーのラジオは、FM放送のクラシック音がk番組を流していた。曲はヤナーチェックの『シンフォニエッタ』。渋滞に巻き込まれたタクシーの中で聴くのにうってつけの音楽とは言えないはずだ。運転手もとくに熱心にその音楽に耳を澄ませているようには見えなかった。」
という本を読みました。BOOK1とBOOK2は発売直後に一度読んだのですが、あまり好きになれなかったので、BOOK3が出てもシカトしていました。そしたらまあいろいろあって、BOOK3を読んでみようかということになりまして、それじゃあやっぱりBOOK1から読み直さなくちゃというわけで、また読み直したわけです。
この人の作品はほとんど読んでいますが、やはりこの本はどうも好きになれませんなあ。と思いつつBOOK2へ。年末年始は読書です。
そして今日は大宮です。
こちらは順調に工事が進んでいます。外壁タイルが地震の影響を受けたので、補修をしています。割れたタイルは張り替えます。浮いてしまったタイルは、アンカーピンで止めます。このあたりになると、結構マニアックな補修方法です。街に林立するビルの外壁タイルが、こんな方法で補修されているなんて、知る人ぞ知るって感じでしょう。これはデザインではなく技術です。
年明けからこちらも検査が始まります。またゴンドラに乗ります。
関係者のみなさまへ業務連絡です。既にメールをお送りしましたが、12月29日(土)毎年恒例の忘年会を開催します。いつも通り「大宮駅豆の木」集合です。よろしくお願いします。
そしてまた松本です。
どんなものにも始まりがあれば終わりがある。どんな現場だって必ず終わる。だからきっとこの現場だって終わるのだ。そんな風に考えるようにしています。だって、そう考えないとやってられないから(笑)。O型っていいなあと思います。
芸術的な天井下地にボードが張られてきました。今回の工事でいちばん苦労して、いちばんかっこよくできた部分は、全て隠されてしまうわけです。それがこの仕事の美しいところ。もはや、寸止めどころではありません。見えないデザイン。
というわけで、また来週来ます。
FIFAクラブワールドカップ 2012 決勝
2011年12月16日(日)19:30キックオフ
横浜国際総合競技場(NTV)
コリンチャンス 1 - 0 チェルシー
相変わらず日テレのサッカー中継はよろしくない。タレントを起用して、放送時間を拡大して、必要以上に盛り上げようとし過ぎている。サッカーの魅力を信じていない。クラブの世界一を決める試合だよ。試合だけで十分なのに。
プレミア好きだし、チェルシーも好きだし、ランパードも好きだけど、近年はどうも南米クラブを応援したくなってしまう。昨年のサントスもそうだったけど、今年もどちらかというとコリンチャンスをひいき。あらら、発煙筒炊いちゃったよ。サポーターも熱いなあ。横浜国際がコリンチャンスのホームスタジアムみたいになってしまった。これはもう、金持ちのエリートなんてぶっ潰してやれ!という気持ちになってしまう。
とは言え、いちばん目を引いたのは、チェルシーのセンターバック、ダビド・ルイスでした。強靭でありながら優雅なプレーは、ディフェンダーのイメージを一新するようでかっこ良かった。
そういえば、エメ元気そうだったね。
ちょっと忙しい日が続いていたので、今年はまだ冬服を買っていませんでした。ニットが欲しかったのですが、安直に選ぶとすぐに飽きてしまうので、まあ結局いつものショップへ行かれる時間ができるまで我慢しました。そんなこんなで選んだのは、袖と肩にかすれたラインが入っているところが絶妙のブルーのニット。白いシャツと合わせてラフに着るのが良さそうです。実にMHLらしいデザインとシルエットです。
服に興味がないとか、物に固執しないという人にとっては、まったくどうでもよいことでしょうが、自分自身は服や物が大好きです。結構こだわったりします。だからニット1枚買うにしても、必要以上に時間とお金をかけたりします。それは、建築や写真や音楽やサッカーと同じように楽しいことだからです。まあ、物に頼ったくだらない人生だと言われればそれまでですけどね。自分でもくだらない人生をおくっている自覚はあります(笑)。
帰り際に、最近オススメのストールの巻き方を教えてもらいました。
BUCK-TICK
TKBA-1154
23 MAR 2012
http://www.buck-tick.com/
買おう買おうと思っていて買いそびれていたBOXセットをようやく購入。YouTubeで「さくら」を観たら、いてもたってもいられなくなってしまった。DVD2枚+CD2枚というボリュームからして圧巻だけど、その内容の評価がすこぶる高いのである。毎度おなじみ秋田和徳氏のクラシカルなパッケージ・デザインもかっこいいので、やはり手元に置いておきたい、一家にひとつあった方がいい、そういう逸品。
髪を立てて化粧していた(あ、今もか?)人達が、25年も変わらず第一線で活躍を続けているという事実は、本当に驚くべきことである。その間にリリースされた全アルバムからのセットリストを聴いてみれば、決して時代に媚びたりせず、それでも時代と共に生きる感性に脱帽する。改めて、続けることの尊さを認識させられるのでした。
いやはや、40代かっこいいねえ。
冬の日差しというのは、深いコントラストを生み出しますね。見慣れた風景に奥行きが出るというか。特に午前中の日差しは、キリリと引き締まって良いものです。光とか空気を感じる時間を持つこと。それが今いちばん大切にしていることです。