The Cure
5 MAY 1987
iTunes
http://www.thecure.com/
多摩の現場検査の帰り道、乗換駅である稲田堤のBOOK OFFで500円で購入したのをきっかけに、今度は The Cure を聴き始めた。オリジナルがリリースされた頃は、ちょうどLPからCDへの過渡期であった。「The Head On The Door」まではLP所有だし、「Disintegration」からはCD所有である。そして、なぜかこのアルバムだけ抜けているのだ。曲は全部知っているので、当時はカセットテープで聴いていたと思われる。
ここがキャリアの頂点かと言えば、決してそうではないと思うけど、まあこのあたりということは言えるかも知れない。ポップか?ダークか?ではなく、あえてポップも!ダークも!というスタンスに立った大作であることは間違いない。今ではオリジナルでもこの程度の分量は珍しくないが、当時は全18曲を収めるために、LP2枚組でのリリースであった。
オープニングの「The Kiss」で引いてしまう人もいるだろう。でもそこを我慢して聴き進めてみると、全体的にはかなり聴きやすいアルバムだと思う。あくまで、The Cure の中ではということだけど。大好きな「How Beautiful You Are」や「All IWant」が何と言ってもオススメである。後の名曲「Lovesong」や「Doing The Unstuck」へ通じるものがある。こういう曲調は以前の作品にはなかったと思うので、やはりバンド絶頂期の恩恵ということか。
何度も書いているけど、Simon Gallup のベースがすごい。
大きな現場が竣工をむかえようとしています。常駐監理者だけでは人が足りないということで、検査の助っ人に呼ばれました。ウチからだと電車を5本乗継いで行くようなところですが、自分の仕事の隙間を縫って、早起きして通っています。こういう大きなプロジェクトは滅多にないので、それはそれで見どころが結構あります。
本日はEVの検査に立会いました。カゴの上に乗っかって、上がったり下がったり急停車したり。だからどうということではありませんが、こういうことをやるのだと知っていること、経験していることも必要だと思うわけです。さて、月曜日も5時起床。
FIFAクラブワールドカップ 2015 準決勝
2015年12月16日(水)19:30キックオフ
大阪長居スタジアム(NTV)
広島 0 - 1 リバープレート
画面の向こうから、リーベル・サポーターの大合唱が鳴り響く。昨晩は道頓堀川で大騒ぎしたそうだ。欧州に比べて、南米の知名度は低い。しかし、その熱狂は圧倒的にすごい。アルゼンチンの1stリーグであるプリメーラ・ディビシオンのTV放送なんかがあったら、なかなか面白そうだけど、そういうことはないだろうなあ。それだけに、リバープレートの試合は楽しみにしていた。
ところが試合が始まってみると、きめ細かい広島の良さばかりが目立った。相手の裏へもパスが通るし、それなりの攻撃を繰り出していた。前半は広島の方が多くのチャンスを作っていたと思う。結果論になってしまうけど、もし寿人か浅野がいたら、ゴールシーンが見れたかもしれない。後半の入り方も悪くない。これはひょっとしたら。そう思った時、リバープレートがFKからあっさり先制点を決めてしまった。こうなると、リバープレートはめっぽう強い。広島にとっては、何だか負けた気がしないまま試合が終わってしまった感じである。
広島は良いサッカーをしていたし、確かに強かった。でも負けた。リバープレートは随所にらしさを見せたけど、圧倒的な強さは感じなかった。でも勝った。本当に強いというのは、こういうことなのだろうと思う。点を取る。点を取られない。とにかく勝つ。それが全て。とてもシンプルだ。
親分の送別会かと思いきや、送別会じゃねえ、バカ野郎!というわけで、お疲れさま会。
今から17年前、静岡事務所長として現れた時はビビったけど、心も体もすっかり丸くなっちゃいましたね(笑)。私が最初に担当した静岡のプロジェクトも、この人のおかげで最後までやる抜くことができました。クライアントに何度も頭を下げてくれたことは、いまでも忘れることなく心の中に残っています。最後に松本で一緒に仕事をすることになったのも、きっと運命だったのでしょう。人間性とか性格とか、まったく正反対だと思いますが、ただ一点だけ、つながる部分があったことは否定しません。だからお互いを違うものとして、理解し合えたのだと思います。その一点が何なのかは明かしませんが、そういう信頼関係というのは、得ようと思って得られるものではありません。やはりそれも運命としか言えないものです。やれやれ、うるさいヤツがいなくなったぜ!と思う反面、頼る人がまた一人いなくなったと、気が引き締まる思いがしています。ご心配なく。あなたの想いは、間違いなく私が受け継ぎます。
会社という組織に身を置く者として、何か大切ことを理解できた気がしました。
FIFAクラブワールドカップ 2015 準々決勝
2015年12月13日(日)19:30キックオフ
大阪長居スタジアム(NTV)
マゼンベ 0 - 3 広島
トヨタカップからクラブワールドカップになって久しい。かつては浦和もアジア王者として出場した。ACミランと対戦したけど、あまりの実力さに、思わず笑ってしまった。0-1というスコアは、1失点しかしなかったというより、1得点すれば十分だろうというものだった。そういう大陸の実力さが、この大会の盛り上がりを妨げているのだろう。所詮、無理な話なのだ。
アフリカ王者のマゼンベは、かつて準優勝した実績を持つ強豪らしい。しかし、日本王者も強かった。改めて、広島の強さを思い知った試合であった。序盤から続いた相手のペースをしっかり去なす。その我慢強さが、徐々に試合の流れを呼び込む。2点目を取った後、浅野を入れて3点目を取ってしまう森保監督には、ただただ脱帽である。素晴らしい采配。
もし浦和が広島からの買物を続けるのであれば、まず森保監督、次に青山、それから浅野。佐々木も塩谷も良い選手だね。これだけ買えば優勝できるかも知れない。いっそのこと、クラブを全部買えば良いか。浦和も広島みたいに、しっかりしたチーム作りをして欲しいと思う。
BUCK-TICK
21 MAR 1992
iTunes
http://www.buck-tick.com
たまたま聴いた「SIX/NINE」がなかなか良かったので、今度は初期のセルフカバー・アルバムを聴く。これをオリジナル・アルバムとするかベスト・アルバムとするかは、意見が分かれるところである。個人的意見としては、まあオリジナルではないと思う。いくらアレンジが変わって、演奏が上手くなったとは言え、それでは以前のテイクがあまりにかわいそうだ。過去を蔑ろにしてはいけない。
しかし、どの曲もこのアルバムの方がかっこいいという意見については、全面的に賛同できる。そりゃあ、やり直したわけだから、当然と言えば当然である。その最もたる曲が「JUST ONE MORE KISS」ではないか。地味なところでは「VICTIMS OF LOVE」とか「HYPER LOVE」とかが良い。まあ、とりあえずオリジナルを聴いてから聴くことをお勧めする。
会社がある幡ヶ谷から15分くらい、結構な高級住宅街を歩いて行くと、代々木上原に到着する。仕事で厚木方面に行く時は、同じように歩いて小田急線に乗る。最近その仕事が滞っているので、こっちへ来るのは久しぶりである。なかなかオシャレなお店が多い。そして、そこにいるお客さんもまたオシャレだ。向かいのテーブルにも、隣のテーブルにも、モデルさんのような女の子がいた。人は見かけじゃないけれど、ああいう雰囲気を持った人は、かっこいいなあと思う。これからは少し代々木上原を見直してみよう。
J1昇格プレーオフ 決勝
2015年12月6日(日)15:30キックオフ
ヤンマースタジアム長居(SKY)
アビスパ福岡 1 - 1 セレッソ大阪
クラブにとっては、ある意味チャンピオンシップ以上に切実なJ1昇格プレーオフ。大阪長居で福岡のホームゲームというだけでも違和感があるのに、対戦相手はそこをホームとしているC大阪という、何とも不思議な状況となってしまった。集客力のあるスタジアムで開催したいというJリーグの思惑は理解できるが、福岡サポーターには到底納得できないレギュレーションである。もちろん、今日は福岡を応援する。
試合は終始どちらに偏ることもなく、慎重に進んで行った。勝負の行方は先制点をどちらが取るか?それが大きなカギになる。その先制点は、後半開始間もなくC大阪にもたらされた。福岡万事休すかと思いきや、そこからの福岡の戦い方が良かった。慌てず騒がず、いつも通りのプレーを続ける。そして井原監督は、攻撃の選手を次々に投入して勝負をかける。新人監督とは思えない采配は、残り3分に結実した。決めたのは、古巣に復帰した中村北斗だった。
C大阪には申し訳ないけど、やはりクラブとしての一体感は、福岡からより感じることができた。選手個々の能力は、C大阪の方が上かも知れない。J1経験者もたくさんいるし、W杯経験者までいる。しかし生え抜きの城後をキャプテンに据えて、地道に戦い続けた福岡の強さは本物だった。サッカーはチーム競技なのである。今年に限って言えば、シーズンを通して勝点を積み上げた上位3チームのJ1昇格というのが、やはり妥当な結果だったと思う。
Jリーグ最終戦後、勝点で並びながら得失点差で自動昇格を逃した福岡の井原監督は、逆に劇的な逆転ゴールで自動昇格を手にした磐田の名波監督にお祝いの電話を入れたという。そこに垣間見れる人間性が、クラブ全体の統率を生む。そういう監督が作り上げたチームを、サッカーの神様は賞賛したのだろう。
Jリーグ チャンピオンシップ 決勝
2015年12月5日(土)19:30キックオフ
エディオンスタジアム広島(NHK)
サンフレッチェ広島 1 - 1 ガンバ大阪
浦和が出ていたら、またちょっと違った盛り上がりを見せていたであろうチャンピオンシップ決勝をTV観戦。まあ、どちらが勝ってもいいや。というスタンスで観ていると、あまり面白くない。どちらかを応援してこそ、面白いのがサッカーである。
広島は強い。何かと浦和と比較されるけど、やはり広島の方が強いのではないかと思う。チームのスタンスは似ていても、個々や部分でその違いは明確である。もちろん、パス回しは浦和の方が上手いし、フリックを駆使した試合構築は見ていて面白い。しかし、それで勝てるほど甘くはない。守備の堅さ、攻撃の速さ、そういうところに見える広島の堅実さが、浦和にはちょっと見当たらない。
G大阪は宇佐美の不調が最後まで響いたかな。上手いチームが勝つとは限らないのと同様に、上手い選手が結果を出すとは限らない。