暮れになって なぜか2005年に訪れた「Paestum」
(パエストゥム?ペストゥム 発音がわからない)が、とても懐かしいのです。
そのとき買ったカレンダーは最後のページになりました。
目を閉じると、あの時、野原の中にあるギリシャ神殿の遺跡で感じた
風の音が聞こえるような気がします。
ガイドさんといっしょに通りぬけた古代の道、
そのとき ここへはもう一度来るんだ と私は思っていました。
ゆっくりゆっくり、風に吹かれて 遺跡を歩きたい。
空を見て、雲の行方を追いながら とどまっていたい。
そのとき、いっしょに空を見るのは mio marito(ダンナ)だ、と
思ったのでした。