プライベートレッスンに通う道が、とても気に入っています。
山がすぐ後ろに迫るように見える駅から少し歩くと、小さな川があります。
両側から、手をつなぐように川の中まで伸びる桜の木には、
小さな芽がいくつもついていて、春の出番を待っているよう。
鯉が泳ぎ、鳥が憩う川べりには、小さい公園もあります。
そんな道すがら、春をひとつ、見つけました。
「たんぽぽ」です。
今年初めてみるたんぽぽは、しっかり陽を浴びて、きりっと咲いていました。
右の写真は去年の暮れのころ。
春は、いつもの年より早くきそうですが、
待ちわびる、というより
「ゆっくり、時間をかけてきておくれ」と思っているのに、
桜の花がどこかで一輪咲いているのでは、と つい探してしまう私なのです。