![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/65/3f9f6cd60c56bb495d78a24492dc77b2.jpg)
あまりにも大きいサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂、
それより古い時代の洗礼堂。
そして このジョットの鐘楼・・・ドゥオーモ広場には誰をも驚かせる
建築物があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/2a/c3510c2c69164d4080862c7ab7391134.jpg)
その美しさを遠くから眺め、さらに近づいていくほどに
なぜか 人は高いところを見つめがちになります。
写真を撮る人なら 建物のてっぺんが切れないようにもします。
ですから、上の六角形の浮き彫りに気づく人は少ないのではないでしょうか。
これらの浮き彫りは、かなり低い位置にあるため、(それでも見上げますが)
写真に写ることがあまりありません。
私も今までの写真の中にみつけられませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/ce/05285438a59786b52311b961c45e1dc5.jpg)
ひとつひとつは こんな感じです。
これは金工術を表しています。
もうひとつ上の写真は 左から
天文学、建造術、医学、乗馬術,機械術。
こんな風な連作が鐘楼の周りにはめこまれているわけです。
残念ながら これらはレプリカ。
本物はドゥオーモ博物館にあります。
ですが、この本物を、2005年京都で開催された「フィレンツェ展」で見ました。
この「フィレンツェ展」は、とても印象深いものでした。
と、いうのは 美術作品としてだけの展示だけではなく、
フィレンツェの人々が作ってきた「労働の文化」の誇りを見ることが
できたからです。
この六角形の浮き彫りが 鐘楼にあることも、はじめて知りました。
今度行ったら見てこよう!と思い 探してみると 本当にずらっと
並んでいるんですよね。
いろんな学問と術が織り成した結果、
フィレンツェ文化の花が咲いたのでしょう。
分厚い図録をもう一度読み返したのですが、
オルサンミケーレとこのジョットの鐘楼が、フィレンツェの文化を
象徴する歴史的建造物である、との見解でした。
なるほど。
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