明日は終戦記念日。
また、DVD/岡本喜八『日本の一番長い日』を見ました。
ポツダム宣言が発せられ、これを受諾するかどうか(どう受諾するか)といった場面から始まる。
占領したアジア諸国を失い、相次ぐ本土空襲、沖縄激戦に敗れ、残された本土決戦に望みをつなぐ日本に投げかけられた終戦への選択肢。
これをめぐって日本は迷走に迷走を続ける。
結論が出ないまま時を費やしている間に、二度の原爆を浴びる。
仲介の頼みの綱だったソ連が参戦。
最早、ポツダム宣言を受諾する以外に道が無くなっても、なおこの期に及んで受諾条件をめぐって議論は進まない。
ここで、御前会議における昭和天皇の“御聖断”でようやく無条件降伏終戦へと踏みだす。
そして、終戦の詔勅をめぐる議論、陸軍のクーデター、陸相阿南の切腹、玉音放送と続く。
映画は大学の時なので、もう40年以上前。
当時毎年夏になると東宝映画で封切られる戦争関連映画の一つでした。
黒澤映画の印象があまりにも強い三船敏郎演じる阿南陸軍大臣、幅広い演技で重厚な印象の山村総の米内海軍大臣、新国劇の島田正吾の森近衛師団長、適役そのものみたいな笠智衆の鈴木内閣総理大臣。
そのほか、志村喬、加東大介、宮口精二は、「七人の侍」メンバーもやっぱりそれらしく。
そしてこの映画で山場となる、阿南大臣の切腹、森師団長惨殺シーンは、まさにこれは時代劇そのもののような気がしました。
ワタクシ的に最初から最後まで違和感が付き纏ったのは当時の若手俳優KT演じる畑中少佐でした。
この役者の芝居のクサイこと、このキャラクターそのものにリアリティが全く感じられなかったこと...でした。
同名小説の中の畑中少佐とは違うように思えてなりません。
きっとその時の軍部の“狂気”をこの人物に集中的に托そうと演出したことなのでしょうが、それにしても。
また、DVD/岡本喜八『日本の一番長い日』を見ました。
ポツダム宣言が発せられ、これを受諾するかどうか(どう受諾するか)といった場面から始まる。
占領したアジア諸国を失い、相次ぐ本土空襲、沖縄激戦に敗れ、残された本土決戦に望みをつなぐ日本に投げかけられた終戦への選択肢。
これをめぐって日本は迷走に迷走を続ける。
結論が出ないまま時を費やしている間に、二度の原爆を浴びる。
仲介の頼みの綱だったソ連が参戦。
最早、ポツダム宣言を受諾する以外に道が無くなっても、なおこの期に及んで受諾条件をめぐって議論は進まない。
ここで、御前会議における昭和天皇の“御聖断”でようやく無条件降伏終戦へと踏みだす。
そして、終戦の詔勅をめぐる議論、陸軍のクーデター、陸相阿南の切腹、玉音放送と続く。
映画は大学の時なので、もう40年以上前。
当時毎年夏になると東宝映画で封切られる戦争関連映画の一つでした。
黒澤映画の印象があまりにも強い三船敏郎演じる阿南陸軍大臣、幅広い演技で重厚な印象の山村総の米内海軍大臣、新国劇の島田正吾の森近衛師団長、適役そのものみたいな笠智衆の鈴木内閣総理大臣。
そのほか、志村喬、加東大介、宮口精二は、「七人の侍」メンバーもやっぱりそれらしく。
そしてこの映画で山場となる、阿南大臣の切腹、森師団長惨殺シーンは、まさにこれは時代劇そのもののような気がしました。
ワタクシ的に最初から最後まで違和感が付き纏ったのは当時の若手俳優KT演じる畑中少佐でした。
この役者の芝居のクサイこと、このキャラクターそのものにリアリティが全く感じられなかったこと...でした。
同名小説の中の畑中少佐とは違うように思えてなりません。
きっとその時の軍部の“狂気”をこの人物に集中的に托そうと演出したことなのでしょうが、それにしても。
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