Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

カラパタールトレッキング7日目

2018年11月28日 | ヒマラヤ・カラパタール紀行

10月29日(月)     天気=晴れ後曇り

タンボチェ07:35→ 09:58~10:33パンボチェ→ 11:35~12:28ソマレ→ 14:43ディンチェ(歩行6時間30分)

 

 今日は4千mの標高を越えてディンポチェを目指す。朝方、群青の空にエベレストとローツェが高々と聳えて見える。タンボチェの宿を出発し緩やかに降ってドードコシ川に至り、長い吊橋を渡って川の東岸から西岸へ移る。

 タンボチェからエベレスト(8848m)(左奥)とローツェ(右)(8516m)

 タンボチェを出発する。

 デポチェの集落で最初の休憩(左奥の山はコンデリ(6187m))

 長い吊橋を西岸に渡る。

 行く手にはアマ・ダムラム峰がだんだん大きくなってくる。街道の途中に民族衣装を纏い籠を背負った老女が居た。トレッカーの一人が彼女にカメラを向けると、手を突き出し金を請求している。どうやら写真のモデルになる事で彼女は金を稼いでいるようだ。世の中にはいろいろな働き方があるもんだ。

 前方にアマ・ダムラム(6812m)が大きくなる。

 渓谷沿いの道は徐々に標高を上げて行く。道沿いには点々と集落があり新築や増築中の家も多く景気が良さそうだ。数軒のロッジが並び建つバンボチェ集落のロッジでティータイムとなる。

 バンボチェの集落に近づく。

 バンボチェのエベレストビューロッジでティータイム

  バンポチェからソマレへの道

 ロッジの屋根の上に、アマ・ダムラム峰が天空を突き刺している。バンボチェから1時間程の歩きでソマレ集落に着き、スリナムロッジで昼食を食べる。此処の標高が4040mで、4千mのラインを越えた。添乗員Cさんの話では標高4千mを越えると高山病に罹る人が増えるそうで、予防の為には水分を多めに摂取する事と身体を冷やさない事が肝要だそうだ。

 ソマレのスリナムロッジでランチタイム

 ソマレからタウツェ(6501m)

 4千mを境に緑濃い樹林帯は後退し、荒涼とした大地に変る。この上に人の住む集落などあるのだろうかと思わせる風景だ。やがてドードコシ川が左右に分岐する地点に着く。左はエベレストのクンブ氷河から流れ出る川で、右はディンボチェ方面から流れる川だ。

 ドードコシ川の分岐地点

 ドードコシ川に架かる鉄橋を渡り、我々は右の道に入る。最初はジグザグの急坂なので登っていると息が乱れる。やがて緩やかな登りと変り、雄大な大地の中を進んで行く。しばらく行くと、ディンポチェ(標高4343m)の集落が前方に小さく見えた。

 ドードコシ川に架かる鉄橋を渡る。

 ディンポチェへの道

 ディンポチェは高地に在るとは思えぬ賑やかな集落だった。ソナムフレンドシップという名のロッジが我々の宿で、高度順応の為に此処で連泊する。四周を山に囲まれた地形の中に集落はあり、怪峰アマ・ダムラムが今朝ほどとは異なる姿で聳え立っている。

 川沿いに広がるディンポチェ集落

 ディンポチェ集落の真上に聳えるアマ・ダムラム峰

 夕食はネパール定番メニューのダルバートで、大皿に盛られたカレーと煮野菜がとても美味しかった。明日はディンポチェに滞在し、休養と高度順応を兼ねて近くの展望地まで散策する。

コメント
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