7月5日(金)
最近「テレビ離れ」何て言葉をよく聞きます。それはインターネットの普及のせいもあるかも知れないが、観たいと思うテレビ番組が減ってきたのも大きな要因なのではと思えます。
そんな中で敢て私が観たいと思う番組は、NHKの「チコちゃんに叱られる」や「鶴瓶の家族に乾杯」、「小さな旅」、「自然のアルバム」くらいだろうか。それから「ブラタモリ」も、最近人気が出ているようでよく観るようになった。
ブラタモリは「笑っていいとも」の人気司会者だったタモリさんをメインキャラクターにした、一種の旅番組です。(皆さん先刻ご承知でしょうが)普段気付かぬ旅先の地形や歴史の由来など、一寸した謎や疑問から現在の成立ちなどを探るアカデミックな番組で、そこに人気の由縁があるようです。
しかしこの番組、最近観ていてチョット白けるというかハナにつくようになってきた。どこら辺がそうなのかと言えば、ロケ先へタモリさんと林田理沙アナウンサーが訪れると、ご当地の事情に精通した説明ガイドの人が付き添います。
このガイドの人達は、番組の中で必ずと言ってよい程ご当地に関する謎や疑問をタモリさんや林田アナへ向けて質問する。それにタモリさんが答えると、ガイドの人達はほぼ例外なく「イヤーその通り、流石はタモリさん」とお決まりのように褒め称える。
タモリさんは確かに物知り何でしょうけど、制作サイドの指図か説明ガイドの忖度かは知らないが、メインのタモリさんをチョット持ち上げ過ぎではないだろうか。洒落が判るはずのタモリさんも、したり顔で頷くのは頂けない。
時には「イヤー残念、そうじゃありません。」とか、「エッこれが解りませんか?」などと言って得意顔のタモリさんをギャフンと悔しがらせる、そんな骨のあるガイドの人が登場しないものかと思いつつこの番組を観ています。