7月13日(土)
巷では参議院選挙がたけなわで、全国各地で与野党の戦いが繰り広げられている。双方が繰り出す口撃パンチは相も変わらず「罵り」、「悪口」、「ほら吹き」、「ハッタリ」とゲスな応酬で、こんな人達に未来を託して日本は大丈夫なのかと気分も暗くなってくる。
そんな気分を一掃してくれたのが、村田 諒太が挑んだ昨夜のボクシングWBA世界ミドル級タイトルマッチだった。チャンピオンのブランドは彼より5才も若い伸び盛りだし、前回の試合は一方的な判定負け、下馬評もチャンピオンの有利で、今夜の戦いは厳しいものになるだろうと試合を観ていたが・・・。
結果は、胸のすくような2ラウンド鮮やかなKO勝ちだった。勝負が決まった瞬間会場は感動の嵐の渦となり、観ている私も思わず「ヤッター」と叫び、感動の涙で瞼が滲んだ。
決して派手なパフォーマンスはしないけど、不言実行、どん底から這い上がった村田 諒太は男の中の男だ。今日の試合は本当に素晴らしいものだった。年齢からして現役はそんなに長くないかも知れないが、今しばらくは頑張って我々に勇気と感動を与えてもらいたいです。