10月2日(火)
今まで使っていた登山靴に不具合が生じてきた。具体的に言えば、防水性が低下して水がインナーに浸み込むようになり、靴底のゴムが摩耗してフリクションが効かなくなってきた。
先週有明山へ登った時にも、大して雨じゃないのに直ぐに靴の中が水浸しになり不愉快な登山となった。その時転んで右手首を痛めた原因の一つも、摩耗した靴底にあると思われた。こんな登山靴にすっかり愛想が尽き、新しい靴を買おうと下山後すぐに安曇野インター近くに在るモンベル(登山用具店)へ車を走らせた。
モンベルの登山用品は殆ど国産且つ自社製なので、日本人の体形や好みにフィットしたものが多く、私も幾つかのモンベル製登山用具を愛用している。又、店員さんも登山に精通した人が多く、的確なアドバイスをしてくれる。
さてモンベル安曇野店へ行き、好みの靴は無いかと安い旧型モデルから探し始めたが、中々気に入ったものが見つからず、結局買おうと決めたのは最新モデルの靴で、価格は税込み2万円を超えてしまった。
買った靴はさっそく明日使うので、梱包せず現物だけを受取った。店員さんは「「本当は慣らし履きした後で、本番に使った方がいいんですけどネ。」と良い顔しなかったが、びしょ濡れの靴など履く気にならなかったので仕方がない。古い靴はそのままお店に引取ってもらったが、店員さんが「よく使い込んでますね~」と感心というよりあきれていた。
翌日の常念岳登山で、さっそくおニューの靴を履いてみたが、靴擦れや血豆ができる事も無く快適な履き心地だった。いずれ買換えようと思っていた登山靴だったので、消費増税を前にして丁度良いタイミングだったような気がします。私の長い山歴で、この登山靴は何代目になるのだろうか皆目わからない。そしてこれが、山歴の最後を飾る靴になる可能性も大きい。
長年愛用した古い靴
これからお世話になる新しい靴