10月21日(月) 天気=曇り
07:22一の瀬スキー場→ 07:58登山道分岐→ 08:22~31アライタ沢出合→ 09:41~52ノッキリ→ 10:22~31岩菅山→ 10:54~57裏岩菅山→ 11:18~28岩菅山→ 11:53~57ノッキリ→ 12:56アライタ沢→ 13:15登山道分岐→ 13:48一の瀬スキー場
紅葉見物がてら志賀高原の岩菅山登山に出掛けた。「そんな元気があったら、災害ボランティアへ行けよ。」何て言われそうだが、何しろ秋の紅葉時期は登山のベストシーズンであり、私の年齢からしてあと何年行けるか判らないのでお許し下され。
志賀高原へ向かう上信道は、現在軽井沢と佐久インターの間が台風被害により通行止めとなっており、その間の国道は大渋滞になっていた。この方面へ行かれる方はお気をつけ下さい。
昨夜は長野道の松代サービスエリアで車中泊し、今朝方信州中野インターで長野道を降り岩菅山へ向かった。志賀高原へ至る国道292号は、何箇所か土砂崩れが発生しており数日前まで通行止めだったようだ。
高天原スキー場を過ぎ、岩菅山の登山口が有る林道に入ろうとしたら、この道も通行止めとなっておりゲートが閉じられていた。しかし此処まで来たら登らぬ訳にはいかぬ。少し手前の一の瀬スキー場から歩く事にした。
一ノ瀬スキー場に車を停める
標識は無いが、一の瀬スキー場から水平歩道が岩菅山へ延びている。アップダウンの無い樹林帯の歩き易い道で、35分程歩くと登山口からの道と合流した。更に進むと岩の割れ目から清流が湧きだす底清水があった。
岩菅山へ向かう水平歩道
登山道分岐地点
底清水(岩の割れ目から水が湧きだす)
登山道分岐から水平歩道を25分程歩き、堅い岩盤に激流が流れるアライタ沢へ着く。沢を渡る木道は濡れて傾いており、滑るんじゃないかとヒヤヒヤしながら渡った。
アライタ沢を渡る木橋
沢を越えた地点から急登が始まる。しかしそれも短い距離で、その後は樹林帯の緩やかな歩き易い道が長々と続く。今日の予報は「晴れ」なのに岩菅山の一帯は白い霧に覆われて今にも雨が降りそうな天気だ。
アライタ沢を越えて急登が始まる
緩やかな登山道
やがて金山沢の頭からの尾根道が合流する三叉路のノッキリへ着いた。此処はベンチもあって、休憩するにはちょうどよい場所だ。ノッキリから岩菅山へ向けて長い急登になる。
ノッキリ
冷たい風が吹く霧の中を黙々と登って行くと、やがて展望が開き四周に雲海が広がった。壮快な眺めに元気も出て粛々と登って行くと、やがて広々とした岩菅山(2295m)へ着いた。
霧の中の急登
展望が開き雲海が拡がる
岩菅山山頂
山頂からは360度の雄大な眺め、四周の山々がまるで雲海に浮かぶ小島のように見える。北は鳥甲山や苗場山、南には横手山が雲から頭を出し、西に長々と続く山山波は北アルプスであろうか。
山頂から南側(左奥の山が横手山)
妻を山頂で待たせ、私だけ単独で裏岩菅山までピストンする。岩菅山から裏岩菅山までの尾根は緩やかなアップダウンの快適な道で、歩くのが楽しくなってくる。息を切らせながら歩き続け、岩菅山から23分程で志賀高原の最高峰、裏岩菅山(2341m)へ着いた。山頂の雰囲気や展望は先程の岩菅山に優るとも劣らない、実に気持ちの良い所だ。
岩菅山の先から裏岩菅山
裏岩菅山が近づく
裏岩菅山山頂
山頂から岩菅山方面
山頂から焼額山(手前)と奥に遠く北アルプスの山波
記念の写真だけ撮って早々に山頂を後に、来た道を引き返す。再び岩菅山へ戻ると、妻が「寒い、寒い」と言いながら待っていた。おにぎりで栄養補給した後に岩菅山を後に下山を開始する。
岩菅山山頂の避難小屋
天気は下り坂の様相で雲が増してきて、やがて雲の中に没入した。ノッキリまで降ると後は緩やかな道なのでノンビリと降って行く。ノンビリし過ぎて油断したのか、途中木の根に脚を挟まれヒヤッとしたが、カスリ傷程度だったので安堵した。
岩菅山山頂を振り返る
途中の岩場
ノッキリからは殆ど休む事無く往路を降り、スタート地点の一の瀬スキー場へ着いたのは午後2時前だった。岩菅山の紅葉は樹相が適さないのか、それとも時期が遅かったのかパッとしない紅葉だったが、裏岩菅山の山頂まで踏む事ができたので、まずまず満足の山歩きができました。明日は笠ヶ岳を登る予定だが天気予報は雨、その時は無理をせずに観光しながら我が家へ戻るつもりです。
アライタ沢を通過
一ノ瀬スキー場へ向かう水平歩道
同上
一ノ瀬スキー場へ到着