Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

都電荒川線の路面電車に初めて乗ってみた。

2021年06月06日 | お出掛け

 6月1日(火)

 3週間ぶりに膝の治療で都内北区十条の永振クリニックを訪れた。治療は膝に注射を打つだけなのですぐに終わり、最近じゃ都内見物のついでに通院しているような気分になってきた。

 治療を終えてさて今日は何処へ行こうかと考える。そう言えば今まで都内で唯一残された路面電車「都電荒川線」に、まだ乗った記憶が無い。今日のミッションは都電荒川線に初乗車という事にした。

 

JR鶯谷駅

 今回も京浜東北線の東十条駅から鶯谷駅へ向かう。初めて下車した鶯谷駅は都心に在るとは思えぬ鄙びた駅舎で、周囲の高層ビル群が無かったら何処か地方のローカル駅に降り立ったのではと思えるほどだった。

 都電荒川線の始発駅となる荒川区の三の輪橋停車場まで、鶯谷駅から国道4号線沿いに歩いて行く。今頃気付いたが、JR東北本線の始発である上野駅は、東北への基幹国道である国道4号線のスタート地点でもあったのだ。

国道4号入谷交差点

 レトロな路面電車の駅らしく、JR常磐本線高架下傍の街中にヒッソリと三の輪橋停車場があった。料金は何処まで乗っても大人170円とリーズナブル、ネットで調べると都電荒川線は三の輪橋から早稲田まで総延長12.2km、30か所の停車場があるそうだ。

都電荒川線、三の輪橋停車場

 始発の乗客は7~8名ほどだったが、途中の停車場から次々と乗客が乗り込んで、準ラッシュアワー状態になってきた。レトロな乗り物と侮っていたが、都電荒川線はけっこう都民に親しまれ利用されているというのが分かった。

始発停車場の車内

 停車場の間隔が数百mしかないので、電車は走り始めたと思ったらすぐにブレーキが掛かって停車する。道路交差点の赤信号でも停まるので中々進まず、平均速度はお母さん達が乗ってるママチャリといい勝負じゃなかろうか。

 路線は荒川区、北区、豊島区などの下町街に繋がっており、商店の軒下近くや公園の傍、鉄道の高架下など変化に飛んだ風景だ。約30分ほどの乗車で、東池袋4丁目停車場へ着いたところで下車をした。

東池袋4丁目停車場(案外モダンな車体)

池袋のランドマーク、池袋サンシャインビルを見上げながら池袋駅へ

池袋東口駅前

 路面電車は全盛期を過ぎた絶滅危惧種の交通機関ではと思っていたが、都電荒川線は都民に愛され、現役として立派に活躍していた。地球温暖化で環境問題が問われる中、電気で走る路面電車は案外トレンディな乗物として、これからクローズアップされるのかも知れない。

 

コメント
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