透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

倉敷へ

2014-02-10 20:33:32 | 日記

江別は晴れのち曇り時々雪。最低気温-10.5℃、最高気温-2.5℃。

 8日、倉敷へ向かった。大雪のため、新幹線は60分遅れで岡山駅に着いた。駅構内は思った以上にごったがえしていて、駅員さんのいるところに数名の乗客が取り囲むという光景があちこちに見られた。在来線にも遅れが出ていたが、倉敷市まで無事たどり着くことができた。歩道の雪は5センチはあったと思う。一部はシャーベット状になっていて、すぐにブーツの中まで湿ってきた。

 トラブルの原因ともなったこの雪だけれど、倉敷の街並みを一段と味わい深く、床しいものにしていたのはまちがいがない。良いこととそうでもないことは裏表一体になっていることが多いものだ。

 駅から美観地区へ向かう。この地区は1642(寛永19)年に江戸幕府の直轄領地になり、代官所が置かれて、備中南部の物資が集まり、取引が盛んに行われた歴史をもつという。

 1969年には倉敷市の条例に基づき、天領時代の風情が残るこの一帯が美観地区に定められ、1979年に県内2件目の重要伝統的建造物群保存地区に選定されたそうだ。通りに面してずらりと並ぶお店はそれぞれに歴史を感じさせ、風流でお洒落だった。なかでも、倉敷川沿いに立ち並ぶ白壁なまこ壁の屋敷や蔵のたたずまいはその姿を川面に映し、落ち着いた中に優雅さを秘め、ため息がでるほどに美しい景観だった。

                           

                                       《倉敷駅》

                           

                                     《倉敷美観地区》

                           

                                  《川には二羽の白鳥が》

                           

                                 《くつろいでいる風でしたが…》

 

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