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本日付北海道新聞の夕刊のトップに「エゾシカ革に熱視線」という見出しの記事が掲載されていた。シカの革はしなやかで丈夫だとは首都圏浅草にある老舗の中村千之助商店の社長中村高志氏。しかも、一枚一枚の表情が異なるので一点ものという魅力があるとは三越伊勢丹のバイヤー福田隆史氏の弁。アパレル大手の山陽商会(東京)はドライビングシューズを発売する予定という。
アパレル業界団体の日本ファッション・ウイーク推進機構は2月11日からニューヨークで、エゾシカ革を使った衣服やバッグの展示会を開く予定とのこと。これらの動きを後押しするのは音楽家の坂本龍一氏主宰の森林保全団体「モア・トゥリーズ」(東京)で、この革を「モア・トゥリーズ・レザー」と名付けて、ブランド化することにも協力する。水谷伸吉事務局長は「うまくいけば、全国で増えているシカの活用策の手本になる」と。
天敵となるオオカミが絶滅?したと聞いているので、年々シカの頭数は増え続けているようだ。それに伴って、エゾシカの被害も深刻化していると聞く。もし、「モア・トゥリーズ・レザー」と名付けられたエゾシカ革がブランド化に成功したならば、エゾシカが少なくなることと比例してエゾシカによる被害は減少するだろう。ついにエゾシカの肉だけではなく革にも注目が集まった。まさか絶滅危惧種?になるほど活発な需要拡大とはならないと思うけれど・・・・・・・。