透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

野幌森林公園・雪景色

2021-12-02 18:22:23 | 日記

雪時々晴れ。最低気温−2.5℃、最高気温0.9℃。

昨日から降り続いていた雪。午後にでかけた野幌森林公園のふれあいコースも大沢口付近も浅い雪景色です。

雲間から日が射す度に、サァーっと明るくなる風景。日の 光は途方もなく大きな力なのだと改めて思いました。しかもこの大きな力は誰にも分け隔てなく降りそそぐもの。ひとたび天を仰げば、このような計り知れない大きなエネルギーが行き交っているのを、しばし、感じることができそうです。

足元を見つめなおすのと同じように、気ぜわしくなる師走には空の向こうに思いを馳せてみるのも悪くないなと・・。

師走二日めが過ぎようとしています。皆様にとって明日が良い一日となりますように。


今日は金子みすゞさんの童謡集『わたし と小鳥とすずと』から「日の光」を。

「日の光」    金子みすゞ

おてんと様のお使いが

そろって空をたちました。

みちで出会ったみなみ風、

(何しに、どこへ。)とききました。

 

ひとりは答えていいました。

(この「明るさ」を地にまくの、

みんながお仕事できるよう。)

 

ひとりはさもさもうれしそう。

(わたしはお花をさかせるの、

世界を楽しくするために。)

 

ひとりはやさしく、おとなしく、

(わたしはきよいたましいの、

のぼるそり橋かけるのよ。)

 

のこったひとりはさみしそう。

(わたしは「かげ」をつくるため、

やっぱり一しょにまいります。)


 

コメント
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