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昨日、宮沢賢治学会から「イーハトーブセンター会報第六八号●ごとんごとん」が届きました。
表紙をめくると小林敏也氏の「少年老イ易ク 賢治分リ難シ」の寄稿が掲載されています。
その文章の最後は次のように締めくくられていました。
わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもってしまったので、きれいにすきとおった風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのむことを忘れてしまったのではないだろうか。
もう一度、賢治の書いたものがたりに耳をすまし、その幾きれかが、あなたのすきとおったほんとうのたべものになりますように。
本当に私たちはいつの間にか、賢治の思い描いていたイーハトーブからずっと離れたところに来てしまっているのかもしれません。
「すきとおったほんとうのたべもの」にとの願いで書かれた賢治の童話を、分からなくてもよいから手に取って、賢治ワールドをさまよってみたくなりました。
それでは、今日はこの辺で。
明日が、皆様にとって良い日となりますように〜。