透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

師走16日目のつぶやき

2021-12-16 19:51:05 | 日記

曇り。最低気温−2.2℃、最高気温3.2℃。

1年に一度の賀状を書く時節です。師走も半分が過ぎようとし、いよいよ年の瀬が押し迫ってきました。

漂着軽石が「実は使える!」の記事に嬉しくなりました。「人の知恵は無限大。ごみと思えばそれまでだが、少し立ち止まって考えれば見方は変わってくる」と語った京都大大学院準教授浅利美鈴氏の言葉が印象的です。

厄介者が実は役に立つという逆転劇ほど喝采を博すものはないでしょう。知恵を絞って活用の幅がさらに広がっていくことを心底願ってしまいました。

そういえば、故郷網走沖に押し寄せてくる流氷も私が子どもの頃は邪魔者扱いされていました。それが、流氷についての研究が進むにつれ、実はオホーツクの海を豊かにするということが分かったのです。流氷は植物性プランクトンを育み、それを餌に動物性プランクトンが寄って来て 、それを食べに魚がやってくるという具合に。

また、アムール川河口付近で生まれた流氷はオホーツクの海に辿り着く行程も含めて神秘的でロマンに満ち、その姿を一目見ようと近年、多くの観光客が訪れるようになりました。期間限定の観光の目玉となっていったのです。コロナ禍で、今はどうなっているのかが気になるところですが・・・・。

 

さて、明日は師走17日目。皆さま、身体にいっそう気を付けて、良い一日をお過ごしください。

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太陽と雪と缶詰

2021-12-15 20:08:38 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温0.8℃、最高気温4.6℃。

雲間から太陽が顔を出す少し前の空です。

この後、太陽が顔を出し、まばゆい光を放ちます。その瞬間、暖かさをも感じました。太陽の力は偉大です。今更ながらではありますが・・・。

現在、雪がない状態ですが、掲句と解説文に雪のある風景がすぐに浮かんできました。「なるほど」を十回言っても足りないくらいです。素晴しい!

缶詰の偉大さを学ばせて頂きました。

「100年以上保存されていた缶詰を食べた」という記録が英国にあるとのこと。さぞかし勇気ある方が食されたのだろうなどとの憶測は別にして、保存能力の高さがこれで納得できました。

加えて、食缶のリサイクル率が90%の高さを誇るというのは、もうエコに違いありません。

文章の端々に、筆者の缶詰愛が感じられました。読み終えて、私の中では 店頭に並んでいる缶詰はもちろん、我家の台所の片隅に何年も放っておかれている缶詰も含め、すべての缶詰に光が当てられ、その存在感が増したように思います。

今日も穏やかな一日でした。明日の師走16日が皆様にとっても良い日となりますように・・・・・。

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野幌森林公園・ふれあいコース

2021-12-14 20:53:40 | 日記

曇りのち晴れ。最低気温−4.8℃、最高気温5.0℃。

午後から足を運んだ野幌森林公園・ふれあいコースです。師走も半ばを迎えようとしているのに、雪のないこの風景は記憶に残しておいた方が良い気がして・・・。

この後は、リモートによる四七日(よなのか)のお勤めでした。生田原のお坊さんは手元の画像がフリーズしていると言ってましたが、こちら側の画像はフリーズもせず、お坊さんの声に合わせて読経するなど式次第にそって粛々と終えることができました。

夕刊の「まど」というコラムでは遠軽町の「太陽の丘えんがる公園虹のひろば」にあるコスモス園が取り上げられていました。遠軽町には2年間住んだことがあり、この公園へよく出かけたものです。コスモス園ができたのは町を離れた後だったのですが、数回足を運んだ記憶があります。

まったく育たなかった年のコスモスの枯れた姿も覚えています。

「コップ一杯の(在来)種」に辿り着き、その後、順調にコスモスの数を増やしているとのこと。担当された方のご苦労が偲ばれるエピソードです。地元で育った花の種が次々と世代を超えて引き継がれたものの意味はものすごく深いと思いました。

さて、明日は師走15日目です。皆様にとって良いことの種がまかれる師走の一日となりますように・・・。

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「第二の人生輝く」のコラム

2021-12-13 19:14:17 | 日記

晴れ時々雪。最低気温−3.9℃、最高気温0.4℃。

7:09 東の空

15:25 西の空

16:45 

 日中も雪がぱらつく天候で、夜になっても路面は白いままです。根雪となるのも時間の問題かと。

 さて、今日の話題というコラムは「第二の人生輝く」と題しての一文でした。札幌市に住む山崎敏則氏(63)は、2年前に定年退職後、再び母校である札幌大学の科目履修生となり、論文を書き上げました。その論文が、根室市歴史と自然の資料館の紀要に掲載されたとのこと。

 学びを深めるために再び母校の大学で研究を続けたことも、論文にまとめ上げたことも素晴しいと思いました。

 さらに、その論文の内容が漂流民の大黒屋光太夫らを日本へ送り届けたラクスマンを取り上げていたことに興味をそそられました。以前、大黒屋光太夫の波乱に満ちた生涯をテーマにした人形劇を見たことがあったからです。

 山崎氏はラクスマンの目的は日本との通商を結ぶことにあったという定説を、階級という視点から「人道的見地」による漂流民の送還と結論づけたとありました。ラクスマンの中尉という階級は、後から来日したプチャーチンらの将官級と比べるとかなり低いことから導き出されたと。

 先日の人形劇中のラクスマンを思い浮かべると、かなり良い人に描かれていたので、「人道的見地」からとの結論に勝手ながらホッとしました。

 

明日は師走14日目。皆様にとって明日も良い一日となりますように。

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来春まで一休み

2021-12-12 18:01:44 | 日記

晴れのち雨。最低気温0.6℃、最高気温7.8℃。

近くの公園の遊具の一部が冬季休業に入りました。来春までゆっくり休んで、また、みんなを楽しませてください。

新北のうた暦の掲句はしみじみと心に沁みました。35年前に母を亡くした身には。

ところで、一昨日夜から急に右手首が痛み始め、湿布を貼って過ごすことになってしまいました。良くなってきていますが、大事をとって静かにしています。

皆さまも、どうかお身体を大切に。師走13日目の明日が皆様にとって良い日となりますように・・・。

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人形劇の練習日

2021-12-11 19:11:55 | 日記

曇り時々雨。最低気温−1.4℃、最高気温8.0℃。

友人手作りの人形とお道具たちが出番待ちです。

2022年1月の公演予定(ゆるりっか)

友人が主宰する人形劇団「ゆるりっか」の公演予定です。


札幌市こども人形劇場こぐま座》

演目:人形劇「銀河鉄道の夜」・紙芝居「どんぐりと山猫」他 

             

                                                    「銀河鉄道の夜」の一場面                           

2022年 1月22日(土):午前11時・午後2時 

    1月23日(日):午前11時

*3歳以上400円

*各回、定員45名で予約が必要。(定員になり次第、締め切りとなります。)

2021年12月1日(水)午前9時から電話予約開始(☎011‐512-6886)。ホームページヵらWeb予約も可能。


今日は地区センターでの練習でした。私はこの度も音響のお手伝いをさせて頂きます。

練習後、野幌森林公園ふれあいコースを散歩してきました。

皆様にとって明日の師走12日目が良き日となりますように・・・。

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霜が降りた日に

2021-12-10 20:33:57 | 日記

晴れ。最低気温−4.6℃、最高気温8.1℃。

6:52

8:37

13:59

北海道立図書館

朝方、車道が白くなっていました。雪かと思ったのですが、霜だったのです。こんな風にまんべんなく霜で仕上げられた車道を初めて見ました。その霜が解けた後は、雨が降ったかのような濡れ加減。

午後からは道立図書館へ。玄関わきのスペースにはテーブルと椅子が元通りにセットされ、2階も同様になっていました。制限が緩められ、ホッとする空間が戻ってきているのは嬉しいことです。

本日の道内のコロナ感染者数は3人とのこと。

さて、今日の新北のうた暦では、「煮凝り」に懐かしさを、「潮風痛き」に網走のオホーツク沿岸を思い浮かべて、実感できると思いました。

 また、まなぶんクイズの「えぞみくじ」はどさんこ(北海道生まれ)にもかかわらず、初めて知ることに。北見に住んでいたこともあったのに、タマネギの張り子にクジが挟んであったとは。

師走も10日目となり、残りの日数が気になりだしました。皆様にとって、明日が良い日となりますように・・・・。

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師走9日目

2021-12-09 16:19:49 | 日記

晴れ。最低気温−6.9℃、最高気温7.5℃。

めずらしく、午前中に野幌森林公園へ。氷点下の中、鳥たちの甲高いさえずりが聞こえてきました。元気そうです。

さらに奥へと遊歩道を歩きつつ、この道をマスクをせずに歩くことができたらなんて爽快だろうと願ったわたくし。これはすぐ叶う願いのようでなかなか叶わない難しい願いでもあります。

道も、歩く道ではなく、「老子」「荘子」が語る”道”となると話は格段に違ってくるでしょう。優しい言葉で書かれているのに、深い意味がありそうな「無限の力をもっている“道”」。その境地は深遠です・・・。


無限の力をもっている“道”

は形がないものだけど、すべてのものを生み出す力をもっている。とげとげしさや争いをなくし、才能や知恵を包みこんで、目立たなくさせるんだ。

『くまのプーさん 心がふっとラクになる言葉』より


では、今日はこの辺で。明日の師走10日目が皆さまにとって、良い日となりますように・・・・・。

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雪のない冬の夕暮れ

2021-12-08 20:23:57 | 日記

晴れ。最低気温−1.7℃、最高気温4.7℃。

習い事の帰りに森林公園へ立ち寄ってきました。

その後、ロイズへ。シュトーレン等を購入してお店を出た瞬間、きれいな夕焼けが目に飛び込んできました。

我家に戻る車の助手席から、赤く染まっていく空に向けてシャッターを押し続けること十数分。久しぶりに飽きるまで綺麗な夕焼けを見ることが出来ました。

こういう時間もまた、写真家の星野道夫氏の言葉を借りれば、「人間の日々の営みと並行して」流れる「もうひとつの時間」なのかもしれません。

これは、星野氏が綴った「ワスレナグサ」の次の一節からの言葉です。なるほどと思い、心惹かれて、頭の片隅から離れずにいたものでした。

何も生み出すことのない、ただ流れてゆく時を、大切にしたい。あわただしい、人間の日々の営みと並行して、もうひとつの時間が流れていることを、いつも心のどこかで感じていたい。

さて、師走も明日は9日目です。明日が、皆様にとって良い日となりますように・・・。

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「大雪」の日

2021-12-07 20:35:28 | 日記

雨時々曇り時々晴れ。最低気温2.7℃、最高気温8.6℃。

6:58

6:58

今日は「大雪」。

朝方、東の空が美しいバラ色に染まっていました。この後、小雨が降り出したもののすぐに止み、お昼頃には晴れ間も広がって、雪はひとひらも降らなかった「大雪」の日。氷点下にもならず、風もなく、穏やかな一日となりました。

「大雪」の日らしかったことと言えば、十数年来お世話になっている除排雪業者の方が作業の目印となる自社の旗を置いていかれたことです。これで、雪がたくさん積もっても安心かと。

ところで、「大雪」が何の日かは「まなぶんクイズ」を参照してください。

さて、リモートでの三七日(みなぬか)も無事終えることができました。文明の力やらなにやらの力が働いてのことかと有難く思います。

それでは、本日はこの辺で。師走8日目となる明日が皆様にとって良い日となりますように・・・。

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影絵のような夕景

2021-12-06 19:27:18 | 日記

晴れ。最低気温−5.9℃、最高気温7.1℃。

パステルカラーに染められていく雲が木々の枝越しに見えました。

4時台なのにもう夕暮れ時となっています。寂しいほどに日が落ちるのが早くて、あっという間に暗くなってしまいました。

暗くなるのが早まり、寒さも厳しさを増す師走に、暖かな気持ちを取り戻させてくれることの一つがクリスマスかなと。今日、オーストリアではサンタクロースのモデルとされる聖ニコラウス司教が良い子にクリスマスプレゼントをするを日なのだそうです。

新北のうた暦の解説を読み、なるほど風の表記はないのに波が打ちつけられて砕け散る様子が目に浮かんでくると気づかされました。 

「まなぶんクイズ」と「新北のうた暦」、それぞれになるほど・なーるほど。

さて、師走6日目の幕がまもなく降りようとしています。師走7日目の明日が皆様にとって良い幕開けとなりますように・・・・。


 何事も足元から一歩一歩と進むうちに、

必ずいい結果に向かっていくのです。

                      『絶望の隣は希望です!』やなせたかし著


 

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師走5日目

2021-12-05 20:14:55 | 日記

晴れ。最低気温−5.7℃、最高気温1.4℃。

6:23

7:23

師走に入って5日目となりました。最低気温が氷点下5.7℃は今季一番の冷え込みかと。

5時半からストーブを最大にしていたにもかかわらず、10時過ぎになるまで足元が冷や冷やしていました。こういうことは今までなかったと記憶しています。

午後から野幌森林公園へ。大沢コースの遊歩道にできた水溜まりは凍ったままでした。大沢口前の湿地も氷が張っていて、冷え込みは日中も緩むことがなかったようです。こんな風に、大地は徐々に冷やされ、静かに12月は時を刻んでいくのでしょう。

寒いことが、人の気持ちを暖めるんだ。離れていることが、人と人を近づけるんだ」という言葉を思い出しました。これは星野道夫氏が「アラスカに暮らす」というエッセーで、友人のキムが語った言葉として書き留めていたものです。カメラマンのキムが英語がまだよくできない星野氏の妻に、慣れないアラスカで戸惑うことを心配して、ゆっくりと2回この言葉を繰り返したと綴られていました。

氷点下40℃近く下がることもあるというアラスカで、「寒いことが、人の気持ちを暖めるんだ・・・・」の言葉を寄せられた星野氏の妻は微笑んだとのことです。何だか圧倒されました。

さて、師走5日目もあと少しで終わりです。師走6日目となる明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・・。

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「とーぼくばあさん しこつ湖の森の絵物語」原画展へ

2021-12-04 19:22:53 | 日記

曇りのち晴れ。最低気温−0.4℃、最高気温3.4℃。

小島可奈子イラストレーション展が江別駅近くのシアターどもⅣで催されています。明日までの予定ということをミニコミ紙で知り、本日、車を走らせてきました。

小島可奈子氏が手掛けた森の絵物語は、繊細な筆致と抑えた色合いが森の静けさを伝えています。その森で、倒木してもなお命あるものを愛おしみ、育んでいる「とーぼくばあさん」こと大きな倒木の姿が印象的でした。

倒木といえば、野幌森林公園内のあちこちで、たくさんの倒木が新しい命のゆりかごになっているのを目にすることができます。木は森にある間、倒れてもなお木としての役目があるのだなと思ったものです。その姿から命が循環することで生まれる先細りしない未来を思い描いては、勝手ながら心を安らげてもいました。

 この『とーぼくばあさん しこつ湖の森の絵物語』は小さな絵本に仕上げられていますが、中身は広大で、意味するところは深いなと思います。


そして、小島可奈子氏のサイトから、ミニ絵本画集「とーぼくばあさん」の意図や物語の内容を。 

支笏湖の森で長年根っ株や倒木の絵を描いてきました。「とーぼくばあさん」は、1本の大きな倒木を連作の絵物語にして表現してみたいと思い、10年前からこつこつ描いてきたものを小冊子絵本にしたものです。 

【おはなしの内容】 とーぼくばあさんは、大きな倒木のおばあさんのこと。森の悠久の時の中で、一本の大きな木が育んできた森の命の営みの物語を19枚の絵の中に描きました。

ある朝、支笏湖の森で1匹の子リスがとーぼくばあさんに出会うところから物語は始まります。とーぼくばあさんは、むかし大きな木として立ち、めぐる季節の中いきものたちと仲良く過ごした頃のこと、倒れて倒木になり今は森を育てている話を語ります。

絵の中で、見る人それぞれ「自由に」心にいのちの物語を感じていただければ幸いです。

 

発行:2021年4


 

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淡い雪が消えて

2021-12-03 20:08:12 | 日記

曇り時々雨時々晴れ。最低気温0.3℃、最高気温7.5℃。

7:27

13:43

朝方には積もっていた雪が、お昼頃はほとんど消えていました。でも、念のために冬靴でお買い物へ出かけたところです。

さて、今日の新北のうた暦の掲句には「その通り!」と思わず口走ってしまいそうなくらいに精選された言葉にくぎ付けでした。

そして、大好きな「まなぶんクイズ」では、「一入」とは「染物」からきていた言葉だったのかと学びました。頭に叩き込んでおきます。

師走3日目もまあまあでした。いえ、何事も特にないことを有難く思わなけらばなりません。皆さまはいかがでしたか?皆さまにとって明日も良い一日となりますように・・・・。

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野幌森林公園・雪景色

2021-12-02 18:22:23 | 日記

雪時々晴れ。最低気温−2.5℃、最高気温0.9℃。

昨日から降り続いていた雪。午後にでかけた野幌森林公園のふれあいコースも大沢口付近も浅い雪景色です。

雲間から日が射す度に、サァーっと明るくなる風景。日の 光は途方もなく大きな力なのだと改めて思いました。しかもこの大きな力は誰にも分け隔てなく降りそそぐもの。ひとたび天を仰げば、このような計り知れない大きなエネルギーが行き交っているのを、しばし、感じることができそうです。

足元を見つめなおすのと同じように、気ぜわしくなる師走には空の向こうに思いを馳せてみるのも悪くないなと・・。

師走二日めが過ぎようとしています。皆様にとって明日が良い一日となりますように。


今日は金子みすゞさんの童謡集『わたし と小鳥とすずと』から「日の光」を。

「日の光」    金子みすゞ

おてんと様のお使いが

そろって空をたちました。

みちで出会ったみなみ風、

(何しに、どこへ。)とききました。

 

ひとりは答えていいました。

(この「明るさ」を地にまくの、

みんながお仕事できるよう。)

 

ひとりはさもさもうれしそう。

(わたしはお花をさかせるの、

世界を楽しくするために。)

 

ひとりはやさしく、おとなしく、

(わたしはきよいたましいの、

のぼるそり橋かけるのよ。)

 

のこったひとりはさみしそう。

(わたしは「かげ」をつくるため、

やっぱり一しょにまいります。)


 

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