はじまりは今~♪

『がるるまきの本日は修行?』
ばっくれ主婦アスリート。そこいらの主婦がどこまでできるか?
アホな日常から修行まで。

第2回八ヶ岳スーパートレイル、ゴールはできなかったけれど。その4

2013-09-14 | レポート
最低目標だった96kmの第2関門松原湖は越えられた・・・よかった。
これで100kmは行ける。マイルに申し込んだんだから、最低100kmは超えないとね(≧▽≦)


もちろん、【完走】しないともったいないからがんばりますよ。もったいないばばぁなんだから。
エントリーフィー25000円。まだ18000円くらいしか走っていないっしょ。

ここのエイドは充実していた。
食べ物も豚汁、おにぎり、パン(だったかな)、バナナ、オレンジ。
ほかにもチョコや飴があったような。
でもだいぶ胃腸の調子も悪くなっていて気持ち悪かったので
とりあえず少なめにいれてもらったトン汁をいただきます。

食べれるかな。食べたら治るかな。
お腹は空いていて、何か食べなくちゃいけないのだけれど・・・

でもやっぱり食べたらムカムカするので、ちょっと着替えたり、足の処置やらしてから出るときに頂こう。
荷物を運んでおトイレ。
相変わらずガスが溜まって、下していて辛い。

用を足してちょっと落ち着き、体育館のような中に入ると、本部?、救護所、その奥が仮眠所で毛布が置いてあった。
デポした荷物を受け取って毛布を引いて座って、荷物の入れ替え。
食べ物もクリームパン五個入り一袋と大福2個、あとはゼリー類。
しかし、ゼリー類はまだぎっしり持っていたので、食べられそうなクリームパン五個だけ持った。
その場で持っていたおにぎりを食べた。
気持ち悪かったけれど、食べないとこの後進めない。

着替えは半袖のインナーだけ着よう。一番下はファイントラックだし、その上に半袖の冬アンダーを着た。
ロングタイツSKINSも替えはあったのだが、さほど濡れを感じなかったし、そのまま。
で、ソックスだけ履き替えた。
ソックスはR&Lのウールの五本指。
ソックスを脱いだら、だいぶふやけていて足まめもかかとと土踏まずにしっかりマメ。
絆創膏を貼ったりの処置をしていたら・・・

40km前後で一緒に走ったてっちゃんが声をかけてくれた(^^)
あれからずっと会えなかったのだが、同じくらいにこの松原湖に入ったみたい。
「いつの間にかぶっちぎられていた」なんて言っていたよ(笑)
彼も足マメができていたらしく、絆創膏とテープがほしいらしい。
ちょうどあったので、使ってもらった。

23時前には出たいねなんて話して、それぞれ処置をしていた。
てっちゃんが「どうするの?(行くの?)」みたいなことを言うので
「当たり前でしょ、もったいないやんか。かなり疲労困憊だけれど、まだ間に合う。
しかも行けば可能性はあるけれど、やめたら絶対終わりなんだよ。
てっちゃんは去年のリベンジやん。完走しないとまた来年来なあかんやんか!!
絶対、行くよ!!私は自分から辞めない。」
2009富士五湖112km
自分からさじを投げてしまったこの時から二度とあきらめないと決めたのだから。

で、少し休憩しよう、10分でも眠ると楽になるはずと横になったが、眠れる感じもせず、
あれやこれや落ち着かずあきらめた。
23時前、もう出発しようと少し離れたところにいるてっちゃんに声をかけ、トイレに行き、
補給をしてから行く旨を伝えた。
あとからてっちゃんも追うと言い、お先に出発。

トン汁をいただき、出たのは23:08だったと思う。

一人闇の中出発。
でもまだ山中でないので、そんなに暗くはなかったか。
スタッフさんの激励を受け、「行きます、がんばります!!」と自分に言い聞かせるように答えた。

で、「どっち??」
スタッフさんにあっちと教えてもらう(^-^;
相変わらずまぬけやねぇ、自分。気合い入っとるんか??

いきなりずっと登っていきます。
ここからが正念場。大河原峠へと続く道。まずは手前のエイドまでひたすら登っていく国道?
(途中からR299に入るので、最初は県道でしたね)

気合を入れて少しでも走ろうと思うのだけれど、全然、足が動かない。
気持ちと身体がバラバラ。足が着いていかないのだ。とても走れる状況ではなかった。
ここまでに自分で思った以上に消耗しているようだ。
とりあえず、なるべく速足で進む。前には同じように歩いている人が二人ほど間を置いて見える。
追いつきもしないが一生懸命に歩く。
きっとこの辺で声をかけて抜かしていったのがてっちゃんだったと思う。
(この時は頭がいっぱいでわかっていなかった)

さっき2回もトイレに行ったのに、またお腹がゴロゴロ言い出す。
やばいな・・・しかも胸がムカムカ吐きそうだ。
どうにもすすめなくなり、胃薬があっただろうかと座ってザックを降ろしてみるがない(+_+)
ビオフェルミンはずっと飲んでいたんだけれどねぇ。

仕方なく立ち上がりまた歩くが、お腹と胸焼けで足を止めてはまた進む。

と、前の人がくるりと向きを変えて下ってきた。
声も出なかったが、あきらめて関門に引き返すようだ。
いやだ・・・私はやめない・・・

さらに進む。

少し前の人との距離が近くなっただろうか。
ふいに前の人が足ふみをした。足を確かめている??
そして止まった・・・


100マイル100km地点 0:33
関門を出てからの4kmで1時間25分かかっている。

その彼は足の故障でごまかしながら登ってきたが、いよいよ痛みもまし、この100km地点で
関門から1時間30分かかっているという。ほぼ同じだ。このまま進んでも間に合わないのでは、引き返そうかと立ち止まったらしい。
後ろからももう一人来て、同じような状態。
引き返そうか進むか3人で話す。後ろから来た人は戻ると決めお仲間に電話していた。

私は自分から匙は投げたくない、でも進めるのだろうか・・・・
次のエイドまでの距離を確認するのにペース表を見たら、
彼が「それ、どこかのHPから落としたのでないですか?」と。
私、「あ~、もしかしてうさぎとかめさん??」

すごい!!ペース表を落としたHPの人だった。持っているのがバレちゃった。ちょっと恥ずかしいけれど、すごい偶然!

お会いできたのがすごい嬉しい。このペース表のおかげで自分がどのくらいで来ているか
次のエイドまでどのくらいか、ものすごい目安になって助かってきた。
この出会いに気持ちが明るくなった。

足の痛みが増してきているが、彼も前に進みたいと言う。
そして「一緒に行きましょう」と言ってくれた。
私も辞めたくはない。自分から匙を投げるのは嫌だ。
彼と進もう。彼はY君。

そして一緒に歩き始めた。

収容バスが2回ほど通って心が揺らぐ。
やはりつらくて、時々お腹に痛みが走り止まってはまた進む。

しばらく行ってR299との分岐。
スタッフさんらしき車がいて、分岐の案内。
ここで私はもう先へ進めないだろうと、ここでバスを待つとY君に伝えた。
するとY君がスタッフさんに聞いた。
「次のNTTのエイドではリタイヤできるのでしょうか」と。
そしてあと何kmかと。するとスタッフさんはリタイヤはできる、バスも来ると。そしてあと5kmだと。

それを聞き、Y君にここでやめる、ありがとうと握手したのに
やっぱり行くとまた私。
意を決して進み始めた。

しかし5kmはとっくに進んだようなのに一向に何も現れない。
Y君は110kmの案内が出ないのが嫌な予感がするという。私は見逃したのではと安易に言うが・・・

なんとそれから110kmの案内が出てきた。
ということはここからエイドまで5km・・・

さっきの分岐からはもう1時間ほど進んで、GPSも5km以上すすんでいるのに・・・

これで気持ちも足も終わった感じ。
懸命に歩いていも、足が固まりヨレヨレする。むかつきは治まった気がするが、お腹は時々痛みが走り
中で逆流する感じ。
まるで24時間マラソンを走る芸能人のようだ。苦渋の表情でヨレヨレ歩く。
あの気持ちがわかったよ。
きっと泣き言ばっかり言っていたと思う。

さらに何とか進んだけれど、この先行けないと思い、
お友達を応援に来た知り合いの車がNTTに向かっているのを知り、その車に会えたのでそこでDNFを決めました。

Y君に、「ここでやめます。がんばってください」と伝えて私は車に乗った。

終わった・・・

でもいい出会いだった。
10数km先に進めたんだもの。実は8月に行った箱根ぐるりも彼のHPから時間を割り出して
参考にさせてもらったのだった。

そこいらの主婦の大冒険、無謀な私の挑戦は完敗しました。
でもやっぱり長い辛いウルトラ、素晴らしい出会いがありました。
完走はできなかったけれど走ってよかったです。

松原湖で再会したてっちゃんは、あれから見事完走!!
嬉しかった。痺れました。
私も松原湖以降、走る足が残っていれば間に合ったんだな・・・

うさぎとかめのY君は、足がひどくなりやはりNTTのエイドでかなり迷った結果DNFを決めたそうです。


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↑ ↑ ↑
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長々とありがとうございました。
























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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
1万8千円分 (カズインパクト)
2013-09-15 01:58:55
ガルルまきさん、ほんとお疲れ様でしたね!
そこまでして走る原動力の源はなんでしょうか?
さすが主婦、コスパ気にするあたり、超受けました。
次の大会はハセツネですかね!
頑張ってください。
私は葉山で今月22日に行われる葉山トライアスロンに出まーす!
といってもサーフボードに乗ってパドルしたりする
変わったローカルな大会です。
返信する
良い出逢いでした! (てっちゃん)
2013-09-15 04:19:12
本当に、お疲れ様でした。
ボクにとっても、良い出逢いで感謝しています。
松原湖のデポでお会いで来て本当に良かったです。
ボクも水疱が出来て、かなり痛く、絆創膏とテープは本当に助かりました。
この、絆創膏とテープと
『自分からは辞めない!』の御言葉で、完踏する事ができました。

また、何処かでお逢い出来たら嬉しいです。

身体の具合は、大丈夫ですか?
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カズインさん (まき)
2013-09-15 19:54:57
カズインさん、
そうまでして走る原動力は・・・・

だってもったいないから~!!これが全てでございます(・ω・)

葉山トライアスロン、スイムして、ボードパドルしてビ-チランそんな三種目なんですね。
ビーチランはキツいですよぉぉぉ
おもしろそう♪ガンバテネ!!
返信する
てっちゃん (まき)
2013-09-15 19:58:11
ホンマ、リザルトを見ててっちゃんのゴールを知ったときは
しびれました~!
もちろん、絶対ゴールするとは思っていたけれど、
やめてしまった自分と同じに出て行ったんだもの。
すごいすごい。本当におめでとうございます。
私は来年の宿題、絶対、次は完走するよ。

身体は表面は治っているけれど、やっぱり芯に疲れが残っているみたい。ぼちぼちリカバリーランしているけれど
あちこち痛いさ。
返信する
お疲れさまでした! (うさかめ)
2013-09-16 15:53:55
ブログ読ませて頂きましたよ(^^)
ホンマ偶然ってあるんですね。
参考になって良かったです。
あの15kmはおかげさまで楽しめましたよ!
いつかリベンジしたいですね!
返信する
うさかめさん (まき)
2013-09-16 20:08:48
ホンマホンマ~!!むちゃ嬉しかったしおもろかった。
あの出会いがなかったら、NTTまでも行き着けませんでした。

で、ものすごく参考になりました。
来年も作ってね。しっかり持って今度こそ最後まで走ります。
あれ?来年リベンジでないの?
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