第33回 館山若潮マラソン ２

コースはハーフ地点を過ぎて、山側へ入って行きます。
ここからは海沿いの道より少しアップダウンが出てきました。

登りはキツい～けれど、下りがあるから救われる。
登りさえ頑張れば、下りでちょっと一息。
ずっと平坦よりこの方がいいよ。

ちょっとペースを落としたのと、開き直ったおかげでちょっと気分が楽だ。
気持ちよく頑張れるところで精一杯がんばろう。
でもなるべく楽はしないでね。


ペースが良さげな人を見つけては追うように走った。
こちらはメイストームのジャージだったからつい馴染みがありしばらくは目標にさせてもらいました(^.^)

そうやって走っているうちに今度は・・・


隊長のお知り合いS田さんがパスしていく。
ううっ、いいペースだ。なんとか着いていきたくなった。がんばる。

しばらく離れては追いつき、また離れたりの繰り返し。
でも離れても諦めないように踏ん張って走った。
諦めて目標を失った瞬間にガクッと落ちてしまうから。

頭の中で「S田さん、S田さん」と呟きながら・・・

25km 2時間8分


30km地点を超えた。12：35。2時間33分47。ｋｍ5分のペースからは5分遅れ。
ハーフ越えてもなかなか頑張っているね、思ったよりは落ちてはいない。
行ける行ける。


山側を終わり、今度はまた海岸沿いへ向かう道。
海へと続く道。青空がきれいだ～ｗｗ
『海へと続く道』このフレーズが好き♪そんなことを考え走る。
前半よりは気持ちは余裕ができてきたみたい。その分、足にはかなり来ているが。


さらに進むと・・・JOYジャージが見えた！！
てらさんだっ！！
なかなか近くならないが力を振り絞り、じわじわと追いついていく。
そして、来たよ来たよ、「てらさんGET！！」と声をかける。

てらさんは足が攣りそうだったらしい。
でも並走しているうちにペースが上がってきた。
一緒にゴールを目指す。

35ｋｍ地点　3時間0分34

苦しい。きつい。
でもなんとしても着いていくよ。絶対離れないで食い付いていくよ。
おしゃべり・・・なんてできない。
必死だ。
てらさんも必死なのがわかる。

私設エイドの水をてらさんが受け取り、半分飲んで私にくれる。
ちょうど欲しかったところ。

さらに大会エイドでは歩き水を受け取る。
申し合わせることもなく勝手に同じように動く。
気持ちがぴったり同じなんだ。

そして、また少しずつスピードを上げていく。
で、また今走れるギリギリのペースに。
時折、息絶え絶えになり、「てらさん、もうダメ、先行って・・・」と言いそうになる。でも、ダメ、言っちゃおしまいだ、ダメ、がんばる。
替わりに声を出す。「ファイト～！！がんば～！！」
弱気を気合で乗り越える。自身を奮い立たせる。

沿道の人に「夫婦で恰好いいよ」と言われるが
ちゃいまんねん～仲間やね～んとか頭で思うがキツくて言葉で返せない。
「突っ込みに返せないよ、キツくて」と呟く。


40km地点だ～。13：28、3時間27分30。

5kmラップは26分56。すごい。走れている！！

てらさんが「ヤマダが見えてきたよ～」
「どれどれ、あ～、見えた～」

一緒にあと少し、がんば。
気持ちは一緒。
最後までがんば。もう少しでゴール、ゴールまで。
ゴールしたら歩ける。

もう少し。

最後までペースを落とさないで行こうね。こんなにがんばってここまできたんだから。ここで垂れてたまるか。　
チームJOYだから大丈夫！！チームJOYだもん！！

最後、数メートル前のミニーちゃんの衣装の男性をターゲットにがんばと行く。
精一杯に力を振り絞り追った。

ゴールゲートが見えた。
そしてゴール～！！

ミニーちゃんには追いつかなかったが、最後の最後まで渾身の力を振り絞ってのゴール。

先にゴールしたミスターと隊長、なり、そして応援のアルミマンさんせっきー達が迎えてくれた。
てらさんと万歳～！！

手元の時計は3時間38分53

素晴らしいゴールでした。
よくがんばったよ、自分。てらさんと一緒だったから頑張れた。
一人ではここまで走れなかったよ。

てらさん、ありがとう。

仲間って素晴らしいね。チームっていいね。チームJOY万歳！！

もちろんこの後はヨレヨレのボロボロ。倒れて立ち上がれない中
下から写真を撮る（笑）


なり～


二人死にそうです。（アルミマンさんより）


みんなでの写真も起き上がれませ～ん（笑）

いやぁ、本当にきつかった。
でも最後まで頑張れたからものすごくすがすがしい気分。

自己ベストは3時間45分だったので、7分ほど更新。
3時間30分には全然届かなかったけれど、今持っている力をすべて出し切った、
いや、それ以上の結果だと思います。

事実、タイムより何よりすべて出し切って走れたのが嬉しい。

応援してくれたみなさん、大会関係者のみなさん、ありがとうございました。
沿道の応援もいっぱい、お天気に恵まれてとてもいい経験ができました。


最後の10kmは怒涛の走りだったんじゃね？？がんばったね！！ と思ったら　
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今、思い出しても身震いするくらいがんばったと思うよ。褒めてあげていい？自分。
きっとこれからも苦しい場面で思い出して頑張れる!(^^)!