「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「記憶の棘(とげ)」(1)

2006年09月18日 20時25分51秒 | 映画
 
 試写会を観ました。

 10年前に 夫・ショーンを亡くした アナ(ニコール=キッドマン)。

 亡き夫を 思い続けながらも、やっと 再婚を決めたとき、

 アナの前に 10才の少年が現れました。

「僕はショーン、君の夫だ」

 もちろん アナは取り合いませんが、少年は何度も アナの前に姿を現し、

 再婚をやめるよう 訴えます。

 そして 少年は、アナとショーンしか知らない 夫婦の秘め事も明らかにしました。

 少年は夫の 生まれ変わりなのか、

 それとも ただの いたずらなのか……。

 アナは困惑しながらも、次第に少年を 夫だと信じ始めます。
 

 そのアナの揺れる心情を、ニコール=キッドマンが 見事に演じきりました。

 髪をばっさりとショートに切り、絶世の美貌だけではなく、

 一級の演技力を披露します。

 この作品では ジョナサン=グレイザー監督の手による、

 顔をアップにした 長回しのショットが 幾つかありますが、

 ニコール=キッドマンは 凝視するカメラの前で、

 デリケートかつ 絶妙な表情の演技を 見せつけてくれました。

 ハリウッド女優の 面目躍如というところでしょう。

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/40237813.html
 
コメント
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