「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「時をかける少女」(2)

2006年09月21日 23時27分27秒 | 映画
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/40281313.html からの続き)

 ところが、意外な友達に コクられるところから、

 話は次第に 佳境に入ってきます。

 今まで人の気持ちも 自分の生き方も、ろくに考えたことのなかった 真琴が、

 だんだん真剣に 人のために、必死で動くようになっていきます。

 友達の命にも関わる事件で 山場を迎え、

 時間の旅の意味も 深みを増していきます。

 なるほど 人気を博すだけの わけが分かりました。

 
 ただ 時間を扱う作品では、どうしてもどこかに 矛盾が出てくるのは

 仕方がないのだろうか と思います。

 このアニメでは、過去に戻れる回数に制限があり、

(真琴は最初 それをくだらないことで 無駄遣いしてしまうわけで  (^^;))

 クライマックスでそこが かせとなるのですが、

 その回数が 1回元に戻るというのが、僕には矛盾でした。

 でもこういう作品では、あえて目をつぶるべきなのかもしれません。
 

 真琴は こういう体験を 重ねるにつれて、色々な感情も味わい、

 人の気持ちを理解したり、人間的な心を 深めたりしていくのだろうなと、

 若者の人生に 期待や憧憬を感じました。

 観終わって、とてもすがすがしい 気持ちになった映画でした。
 
コメント
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