( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/40281313.html からの続き)
ところが、意外な友達に コクられるところから、
話は次第に 佳境に入ってきます。
今まで人の気持ちも 自分の生き方も、ろくに考えたことのなかった 真琴が、
だんだん真剣に 人のために、必死で動くようになっていきます。
友達の命にも関わる事件で 山場を迎え、
時間の旅の意味も 深みを増していきます。
なるほど 人気を博すだけの わけが分かりました。
ただ 時間を扱う作品では、どうしてもどこかに 矛盾が出てくるのは
仕方がないのだろうか と思います。
このアニメでは、過去に戻れる回数に制限があり、
(真琴は最初 それをくだらないことで 無駄遣いしてしまうわけで (^^;))
クライマックスでそこが かせとなるのですが、
その回数が 1回元に戻るというのが、僕には矛盾でした。
でもこういう作品では、あえて目をつぶるべきなのかもしれません。
真琴は こういう体験を 重ねるにつれて、色々な感情も味わい、
人の気持ちを理解したり、人間的な心を 深めたりしていくのだろうなと、
若者の人生に 期待や憧憬を感じました。
観終わって、とてもすがすがしい 気持ちになった映画でした。