金沢市の西南にあり、白山の山頂から日本海海岸までに広がる山、川、扇状地、海岸からなる白山市に調査旅行してきました。(旧松任(まっとう)市を中心に合併)
学術NPOのグループメンバーに地質学の研究者がいるので、その方に紹介してもらって「白山手取川ジオパーク」を視察しました。
さて、ジオパークとは何か? いわゆる「遊園地」ではありません。
大地があって、その上に自然(動植物・エコロジー)があり、人の生活・歴史・文化・産業が栄えています。これらを学び、楽しむ、保護し研究する概念です。
東京から来たメンバーと金沢駅で待ち合わせして、レンタカーで白山市の市役所に向かいました。
ジオパークに協賛する自販機があり、売上の1~2%がこの活動に寄付されているとのことでした。
市役所にある事務局で課長さんらに挨拶。その後、場所を変えて、担当の方から活動状況などを説明してもらいました。
JR北陸線の松任(まっとう)駅の駅前にある「松任ふるさと館」の座敷を借りて打ち合わせ会です。
地元の事業家が戦前に建てた大きな民家です。
立派な庭には大きな錦鯉がたくさん泳いでいます。
この町の歴史上の有名人は「千代女」、俳句
「朝顔や 釣瓶(つるべ)とられて もらひ(い)水」
の作者です。(江戸時代の俳人、加賀の千代女)
朝鮮通信使によって彼女の俳句が海を渡って、朝鮮にまで伝えられたとの記録があります。
朝顔が、市の花になっています。
~
打ち合わせのスナップショット
打ち合わせが終わってホテルに戻り、皆で夕食に出かけました。
ジオパーク視察の重要な一つのイベントは、大地と自然が生み出す名物の食べ物を味わうことです。
海で取れる地魚の刺し身に、
ふぐの卵巣の糠漬け、石川県にふぐの水揚げの有数の港があるそうです。でも、卵巣て、無毒なのかしら、こわごわ味わいました。 まあ、塩辛くて、味はよくわかりませんでした。
アジの塩焼きも頂きました。
お酒は手取川の吟醸酒で、ゆっくりと味わいました。うまい。
翌日にジオパークの名所を実地に見学しました。(つづく)