伊勢志摩のホテルをゆっくり出発して、ここに向かいました。
紀伊半島のかなり南端にあって三重県と和歌山県、奈良県の境界に近い山間部です。
三重県伊勢市から松阪市の分岐を経て、高速道路が尾鷲市まで開通していました。その先も、無料区間として国道42号線が片側1車線ですが立体交差の道路として、トンネルを何本も掘って延長されていました。
熊野市の少し先から、311号線に入って水田地帯を走ります。かなり山間部になり、突然、丸山千枚田の標識が現れて右折すると、とても狭い県道となり、鬱蒼とした杉林の中をどんどん登っていきます。すれ違いが困難な場所が多く、途中で対向車にバックをお願いしたりして・・・
道路脇に広くはない駐車場が現れました。そこからの眺望です。
さらに進んで、千枚田のほぼ中心にある展望所に到着しました。
植えた苗がもうかなり成長しています。もうすぐ水田の水が見えなくなりそうです。こんな狭くて形の揃っていない田んぼなので、田植え、除草、施肥や稲刈りなどの農作業はすべて人力です。
上流からの水がうまく配水されています。
畦には季節の花が咲いています。
パノラマビューです。傾斜のきつい畦を電動草刈機で除草している人が見えました。薄茶色に見える畦は除草後の色です。斜面での作業は一層大変そうです。
ササユリ。
個々の田んぼには、オーナー制度で寄付を募っています。希望すれば農作業の参加もOK。作業などが無い、単純な寄付も募っています。
そうは言っても、サポートがなく人手不足で放棄されている田んぼもありました。
この場所と棚田の風景は「ともちちゃんのブログ」写真で教えてもらいました、ありがとうございます。ともちちゃんのブログでは、水田の水はまだ良く見えていて、夕日が右手の低い角度から差し込んでいる時間なので、一枚一枚の田んぼが光っていてとても美しい写真です。
夕日までまっていると、帰りの狭くて急坂の運転が不安です。欲張らずに、さっさと引き上げました。
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