主人公なつが少女時代を過ごし、じいちゃんが開拓して作り上げた柴田牧場のロケ地には諸説があるようです。いずれも私有地なので観光公害を避けるために公表されていません。
そのうちの一つ、十勝牧場を見学しました。もとは国営の牧場でしたが、現在は「独立行政法人 家畜改良センター十勝牧場」となっていて、・・
入り口の白樺並木と、丘の上にある展望台への道路など一部が公開されています。
最近の報道でも、豚コレラ、鳥インフルなど家畜の伝染病の発生が畜産業に大きな被害をもたらすので関係者以外の立ち入りを厳しく制限しています。
今では珍しい土の道路をがたがたと走って、小高い丘の上にある展望台に行きました。
こんな広い草原で放牧されていたのは競馬で見るサラブレッドではなく、伝統的な農業用の馬、道産子でした。
胴体が太く、足は短くて太い姿です。
白くてきれいな馬もいました。
草原で食べる草はいくらでもあるせいか、ほとんどの馬がじーいと静かに立っていて動きません。
隣接する区画には牛がいました。
牛たちは、せわしなく動き回っていました。
北海道の牛は、乳牛が多く、牛乳やバター、チーズを生産しています。乳牛の飼育には穀物が多い配合飼料を使って牛舎で育てられるので、放牧しているのは珍しい。
この牛は、黒いですから、もしかすると「黒毛和牛」かもしれませんね。
ここは公営の研究研修センターなので、繁殖や改良のために放牧して飼育しているのかもしれません。
許可されている道路を通って、羊の放牧地にも行ってみました。
この羊は顔や四肢の黒い品種です。全体が白い羊はよく見ることがありますが、これは珍しい。
もしかすると「ひつじのショーン」かもしれません。
**