最近、安全とされた地域の農産物から基準値を超える放射能が検出されている。それもほとんど自主検査によるのもです。自主検査で安全とされた主婦が、それでも不安ですと語っていました。今までの検査は何だったのでしょうか。欺瞞としか思えません。
その上、除染とか言い、屋根や果樹に降り、残った放射能を洗い流すという。果樹園農家はそれで放射能を含まない果物が作れるのなら大変でもしないわけにはいかないとのこと。原発は安くて安全は本当に神話でした。これからどれだけの費用がかかるか分かりません。電気をふんだんに使い贅沢を求めた結果のツケが今回って来ています。政府やもうけ主義の資本家のする事を信じていた人、無関心だった人、疑心を持ちながらもその流れに逆らえなかった人のなど国民の中には色々な人がいるでしょうが、日本人全員で責任を負うより仕方が無いと思っています。
それでも政府は原発を輸出しようという計画をやめません。それは国民のためと言うより、原発は安全と言い続けた自分たちのメンツのためか、経済界への配慮でしょうか。経済界から原発は止めようという声が上がらないのも不思議です。
さて、水で洗い流された放射能はどこへ行くの?政府も役人もその事については一言も触れません。ながれながれて池や湖に溜まり、そして多くは海に流れてゆくでしょう!レンコンとかじゅんさいとか、水中で育つ植物も汚染されるのではないでしょうか。そして魚は?そうです。プランクトンや小魚が汚染されると食物連鎖で大きな魚にも広まってゆくのではないでしょうか。ベトナムでは枯葉剤に含まれていたダイオキシンによる被害はまだおさまっていません。放射能の場合も蓄積されるかも知れないと素人の私は思っています。
また、海に行きついた放射能は海流に乗って世界の海を汚染してゆくでしょう!除染に使った水の放射能を取り除きその水を再び除染に使うという案が考えられているとニュースは伝えています。樹や葉っぱを洗った水をすべて回収するなどと言う事は素人目には不可能に見えます。これも目くらましとしか思えません。その様な方法が可能なら是非国民にきちん実践している場面を公表して欲しいです。
今日も良い天気です。市場に買い物に行こうと思っています。産地が東北地方のもを買う事が震災にあった地方を助ける事になるという事はわかっています。でも、産地名を見て考えます。本当に自主検査しても放射能は出ないのでしょうかと。なるべく当地ものや西の方の産地名のものを買ってしまいます。静岡のお茶でさえ放射能汚染が確認されたのですから当地ものが安全とは言えないでしょう!でも、いま私が吸っている空気の中で育ったものですから・・・と半分諦めの気分です。