昨日の午後、金正日氏の訃報を受けて各テレビ局は特別番組を組み、韓国の動向、中国の動向などに関する憶測を流し続けていました。直ちに北朝鮮が異常な行動に出るとは私も感がているわけではないのだけれどついつい午後一杯チャンネルを変えていろんな意見を聞きテレビの前に座り続けました。
その中に北朝鮮はインフラが整っていないので、緊急の連絡は無線でするのですが、金正日死去の報を中韓両国とも正午の発表まで知らずにおり、かなり驚いているようだという報道がありました。
無線連絡?
10月に開催された日韓共同のエスペラント大会に私も参加しました。また大会後の遠足にも参加しました。遠足地は江原道。日本とは違った景色で、山々は下の方は木々が茂っているのに、上部は裸の寒々とした白い岩山でした。あの山脈の向こうが北朝鮮ですたガイドが説明しました。道はバスは山間の細い道を通り、ときおり民家があります。その庭には切った茄子とか、確かめたくなるような名前も分からない野菜類が干されていました。川の水は緑がかっていてとても綺麗でした。しかし、ところどころに真っ黒な、てっぺんに何かを載せた高い柱が立っていました。ガイドは北朝鮮の無線を傍受するアンテナですと説明しました。どう使われるのかはよく分かりませんでしたが、平和に見えるこの国は今も臨戦態勢にあるのだとなぜか背筋が寒くなりました。
今、韓国はあの黒いアンテナを通して入ってくる情報を必死に聴きとり、未来に起こるかもしれない事を分析しているのでしょう!