glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

昭和は遠くなり!

2011-12-07 09:19:23 | 福祉と教育

 昨日は朝から国際平和展示室で小学6年生相手にボランティアしました。兵服を見ていた男児が声を上げました。”えっ!第2次世界大戦って洋服を着て戦っていたの?僕は着物を着て言戦争していると思っていた!”

 この言葉で私は国民服と言う言葉を久しぶりに思い出しました。昭和の初め頃の父の写真は背広でしたが、私の記憶にある戦時中の父はいつも国民服を着ていました。丁度個人ファイルの中に父も兄たちも国民服を着ている家族の写真がありましたので、子どもに見せて服装も統一されていているのを理解してもらいました。若い人には理解できないでしょうが、今の北朝鮮の人民服の様は服を着ており、おしゃれなど許されない時代であったのです。

 後で、付き添いの先生と少し話ができましたが、教科書には年号と出来事はきちんと載っているがそれを理解させるのは難しいと嘆いていました。今後アジアの人々と付き合ってゆくためには歴史認識が必要と思うのですが、軽く通り過ぎてしまう、現在、韓国併合について学習しているが、当時の韓国人の状況など子どもには見えていないと。そんな事を考えるのは面倒くさいという子が多いそうです。

 多くの子たちが地雷の模型に興味を示しました。今も地雷が存在している事、なぜ、今戦争していない場所で地雷が問題なのか、真剣に考える児童もいましたが、多くの男児が地雷に興味を持っているのは、今”地雷ゲーム”というのが流行っているからだそうです。それでは大きくなったら地雷除去のために働くきましょうというと本当にするのは恐いという返事が返ってきました。恐いことと認識していることで私たち大人は良しとすべきなのでしょうか。いつか河原で戦争ごっこに夢中になって、葦の中を駆け回っている青年たちの映像を見ましたが、その人たちは特殊なのでしょうか。好戦的にならないようにと願うだけです。

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うそつき官僚!うそつき政府!

2011-12-05 09:39:59 | Weblog

 最近、安全とされた地域の農産物から基準値を超える放射能が検出されている。それもほとんど自主検査によるのもです。自主検査で安全とされた主婦が、それでも不安ですと語っていました。今までの検査は何だったのでしょうか。欺瞞としか思えません。

 その上、除染とか言い、屋根や果樹に降り、残った放射能を洗い流すという。果樹園農家はそれで放射能を含まない果物が作れるのなら大変でもしないわけにはいかないとのこと。原発は安くて安全は本当に神話でした。これからどれだけの費用がかかるか分かりません。電気をふんだんに使い贅沢を求めた結果のツケが今回って来ています。政府やもうけ主義の資本家のする事を信じていた人、無関心だった人、疑心を持ちながらもその流れに逆らえなかった人のなど国民の中には色々な人がいるでしょうが、日本人全員で責任を負うより仕方が無いと思っています。

 それでも政府は原発を輸出しようという計画をやめません。それは国民のためと言うより、原発は安全と言い続けた自分たちのメンツのためか、経済界への配慮でしょうか。経済界から原発は止めようという声が上がらないのも不思議です。

 さて、水で洗い流された放射能はどこへ行くの?政府も役人もその事については一言も触れません。ながれながれて池や湖に溜まり、そして多くは海に流れてゆくでしょう!レンコンとかじゅんさいとか、水中で育つ植物も汚染されるのではないでしょうか。そして魚は?そうです。プランクトンや小魚が汚染されると食物連鎖で大きな魚にも広まってゆくのではないでしょうか。ベトナムでは枯葉剤に含まれていたダイオキシンによる被害はまだおさまっていません。放射能の場合も蓄積されるかも知れないと素人の私は思っています。

 また、海に行きついた放射能は海流に乗って世界の海を汚染してゆくでしょう!除染に使った水の放射能を取り除きその水を再び除染に使うという案が考えられているとニュースは伝えています。樹や葉っぱを洗った水をすべて回収するなどと言う事は素人目には不可能に見えます。これも目くらましとしか思えません。その様な方法が可能なら是非国民にきちん実践している場面を公表して欲しいです。

 今日も良い天気です。市場に買い物に行こうと思っています。産地が東北地方のもを買う事が震災にあった地方を助ける事になるという事はわかっています。でも、産地名を見て考えます。本当に自主検査しても放射能は出ないのでしょうかと。なるべく当地ものや西の方の産地名のものを買ってしまいます。静岡のお茶でさえ放射能汚染が確認されたのですから当地ものが安全とは言えないでしょう!でも、いま私が吸っている空気の中で育ったものですから・・・と半分諦めの気分です。

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まどろんで

2011-12-04 19:27:13 | 家族・友人・私

 金曜日土曜日は冷え込み、寒さに震えました。土曜日は家にいたのでこんな日は何かをするに限ると取り出したのは下半分をちょん切った友人の着物でした。結婚する時お母さんが作ってくれたというウールの着物です。袖を通す事も無く40余年、持ち続けていたのです。自分で処分する勇気も無く誰か使ってくれる人はいないかと私のところに2枚持ち込んで来たのでした。先月2枚とも下の部分を切り、2枚あわせて巻きスカートにしました。上は袖を筒袖に改良して作務衣風にしようとしましたが和裁の心得があるわけでもなく四苦八苦しました。寒いので動くのが面倒、そこで小さな台の上にミシンを置き、膝でスイッチを動かしていたら、突然、臀部の横の筋肉が硬直し、身体を動かすのも大変になりました。

 夜中に頑張って寝返りを打ちマッサージ。一晩中苦しみました。今日はどうにか歩けましたが、これがわたしのずぼらな行動の結果と思うと嘆く気にもなりません。今日の天気は打って変わり穏やかです。椅子に寝そべり痛い所に日光を浴びながらマッサージしているふちに心地よくまどろんでいました。

 まどろみながら思う事、何をそんなに急ぐのか、人生にはのんびりとこんな暮らし方もあるのでは・・・!もう少しのんびりしよう!お日さまに温められて臀部の痛みがほとんど消えていました。今夜はぐっすり眠れそうです!

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