西尾幹二さんが亡くなられました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
先日亡くなられた福田和也さんとともに、西尾さんの死は保守における思想性の危機を意味するのではないか?
福田さんや西尾さんの活躍したころはまだ活字媒体が優勢でしたが、今はネットの時代に。
そこでは正体不明の情報が、さも専門性や思想性があるかのようにのさばっています。
典型がDSだの反ワクチンだのの荒唐無稽な陰謀論。
どこの工作員ともどこの馬の骨とも分からぬ論者が一見、専門性や思想性が備わっているかのように見せかけ、無学低所得の信者をだましています。
そうした信者には教養も品格もありません。
そして保守言論はこうしたエセ科学エセ思想による浸食の危機にさらされている。
保守が広がったのはいいが主敵の左翼に加えこんなのも出てきたとは、何ともややこしくなったものです。