多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

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朝日新聞を読めば学力向上?

2020-01-14 | Weblog
「親子で読もう 朝日新聞・朝日小学生新聞・朝日中高生新聞」というチラシが入っていました。
敷地内に入って反日左翼新聞のチラシをポスティングしていいと言った覚えはないが、とにかくその中身。

「今、天声人語の書き写しが流行っています!」とかで、新人研修に取り入れた企業もあるとか。
朝日新聞の記事は大学入試出題記事数の49%を占め各紙の中でトップ。
『朝日小学生新聞』ですが、灘・筑駒・女子学院中学合格者の4割が朝日小学生新聞の読者だそうです。
さらに文科省の調査によれば新聞を毎日読む子は学力が高い。

保守の人は朝日新聞を馬鹿にしきっていますが、受験業界での力はあなどれない。

とりあえず以上すべて事実とします。
「天声人語」の書き写しですが、自分の知る限りではいわゆる有名大学出身者から天声人語をよく読んだとか書き写したとか聞いたことは一度もありません。
灘・筑駒の4割が朝日小学生新聞の読者とのことですが、これまた私の知っている限りでは灘・筑駒出身の人から朝日小学生新聞を読んでいたと聞いた覚えはなし

不思議です。
一体どうなっている?

実際には天声人語を読んで一生懸命書写し朝日小学生新聞も読んでいた。
しかしそのことはとても口にできないほど恥ずかしいことと思って隠している?

たとえ何も知らない子ども時代とは言え、朝日新聞とかかわったのは生涯隠し続けなければならない黒歴史なのかも?
もしこうなら学力向上に貢献しながら個人史からはタブーとして抹殺される朝日新聞、ある意味不憫です。

話は変わり新聞を読む子どもは学力が高いとのことですが、それなら小学生新聞など回り道をせずいきなり大人向けの新聞を読めばいい。
当然子どもには分からない語もあるでしょうけれど、親が教えればよく、新聞も別段朝日である必要もない。

どうやら朝日を読めば学力が上がると刷り込みたげですが、読解力は読む文章の量にほぼ比例します。
特に朝日や捏造記事である必要もなければそもそも新聞である必要すらなく、ネットでも何でも読む分量がものを言う。

それとこのチラシ、学歴偏重の嫌らしさが端々ににじんでいますがそれについて書くと長くなるので別の機会に。

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