多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

やっと普通の10月だ!

2013-10-16 | Weblog
この写真、多摩川の今日の夕暮れであります

台風で相当荒れてその間にやなせたかしさんが死んりしましたが、最終的にはこうなった

文字通りの台風一過というところで快晴ですが、涼しくなったのが何よりです

きっかけは台風でも地震でも北朝鮮でもとにかく何でもいいから、早く普通の10月に戻って欲しかったのでした

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昔の保守はバカだった?

2013-10-16 | Weblog
今の保守には高学歴で学究心が高い人が結構いますが、昔は保守や右翼はバカと相場が決まっていた

その理論もジャーナリズムの枠を出ず、思想の域には到達していなかった

橋川文三や松本健一のような思想的研究もありましたが、こういうのは文字通り研究というマイナーな存在にとどまっていました

とにかく理論は左翼の独壇場で、それがインテリを惹きつけてもいました

それが最近はようすが変わってきたわけですがその理由

保守が優勢になってきたから保守層も増え、それに比例して高学歴の保守人間も増えた
しかし別の見方もある

他の国の保守はただ伝統護持を主張すればいいのに対し、日本の保守は事情が厳しい

伝統を否定した戦後の価値観をさらに否定したうえで、そこから新たな保守思想を再構築しなければならなりません

面倒な理論づくり作業で、確かにバカには難しいお仕事です

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やなせたかしさんが亡くなりました

2013-10-15 | 鉄道つぶやき
漫画家のやなせたかしさんが亡くなりました

写真はピンボケですが岡山駅に停車中のアンパンマン列車です

ところでやなせたかしさんと言えば、ひたすら子どもの世界のイメージ

子ども向けがメインの漫画家でも、大人の悲哀を描く人もいるし、そもそも重たい思想も歴史だって取り上げるようになって世間の漫画に対する評価もあがりました

やなせさんみたいにそうでないのもいていいのでは、となりますが何にしても身近がまた一つなくなったのだけは確か

さびしいですねえ

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中華帝国主義を超えた? 中華ファシズム

2013-10-15 | Weblog
最近、中華帝国主義という言い方をするようになりました

辛亥革命や五・四運動を中国ナショナリズムの台頭と言うことがありますがこれはおかしい

近代ナショナリズムの概念が一番当てはまるのは近代西欧です

中欧東欧の国の民族意識の高まりがそれですが、他国のナショナリズムを否定したり、まして欧州の覇者になろうなどとはしなかった

しかし辛亥革命以後の中国はこういう西欧型ナショナリズムとは異質で、清朝の版図の復活を狙いました

ここから中華帝国主義が始まりました

清朝支配の東アジアの復活を目指し、周辺のチベット、ウイグル、蒙古は属国のままで独立などあり得なかった

そして中華人民共和国になってほぼこれを達成

ただし清朝の支配地域のなかにとどまっていたのは毛沢東の時代まででした

その後は清朝の枠を超えて支配権を広げようとしている

しかもその思想は民主主義や人権などとは相いれない共産主義独裁

辛亥革命から毛沢東までが中華帝国主義なら、今は中華ファシズムの段階に入ったとみるほうが正しいのでは

そして日本も含め世界は、この中国に経済的に依存し国連常任理事国にまでしてしまいました

現代史の取り返しのつかない過ちだったかも

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多摩川で増殖中? セイタカアワダチソウ

2013-10-14 | Weblog
この写真、多摩川のススキの原であります

ススキときたらやがて秋も本番となり銀色の穂がどうの、と風流でも書くところ

ところが気になるのはセイタカアワダチソウ

写真では分かりにくいがここにも少し生えています

このアワダチソウ、実にしつこい雑草です

田舎の耕作放棄地などにこれが生えたら重症、相当荒れてきた証拠

ところがこの雑草の王者、最近、多摩川でも増えてきた気がします

しかしススキもかなりタフな雑草ですから、そう簡単にはやられないでしょう

この勝負、果たしてどちらが勝つか

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保守化のはじまりは「帰ってきた世代」

2013-10-14 | Weblog
三島由紀夫に『鏡子の家』という小説があります

夫と離婚した鏡子は家から夫を追い出して好き勝手なことをやっていたが、最後に夫が戻ってきてそれが終わったという筋

鏡子の家は何なのか、ですが、三島のことだからズバリ日本の伝統という評論家もいるようです

が、昭和20年代のアメリカ追従だったが戦争が終わった解放感のやりたい放題の時代を象徴するのが鏡子の家で、帰って来たのは戦前の空気では

小説は昭和30年頃を設定していますが、このアメリカ追従時代が終わって戦前にある程度回帰するようになる節目がこの頃

軍国少年少女もこの頃結婚適齢になって子どももできて、子どもたちは軍国時代の最盛期に教育を受けた親に育てられた

この親たち、戦争は終わっただけで日本は負けたんじゃない、とか、憲法が変わっても日本には変わらないものがあると子どもに教えた

こうして戦前の日本が戻ってきた

そして昭和30年代前後に生まれた子どもたちが「帰ってきた世代」

この世代、女は暗く男は覚めていて、戦後の平和と民主主義を無邪気に信じる前の世代、ご存じ団塊の世代とは一線を画しています

兵隊から生きて戻れて本当に平和はありがたいと思った親から生まれて育てられたのが団塊の世代

そういう団塊の世代が楽しんでいた全共闘やヒッピーを「帰ってきた」世代は覚めた目で見ていた

ときには反感ももったことでしょう

また昭和30年とそのころ生まれた「帰ってきた世代」は、今の保守化の起点でもある

そしてこの「帰ってきた世代」、実物では例えば安倍晋三さんがいます

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昔、マツタケというものがありました

2013-10-13 | 食べ物・酒
この写真、岡山県産のマツタケです

どこで売っているか知りませんが、おそらく地元のデパートでおごそかに陳列されているのでしょう

今では日本にとってもっとも危険な国から輸入しているようですが、遠い昔はもっと俗で簡単に手に入っていました

あまりたくさんなので食べ渋っていたら、好き嫌いするのは贅沢だ、みたいなことを言われたこともありました

今にして思えば例の最も危険な国からトキを輸入して復活したなどと喜ぶより、里山が大事だなどと言うより、国家の総力を挙げてマツタケ山の保全をしたほうが良かったのでは

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かわいい? ネット右翼サイト

2013-10-13 | Weblog
ネット右翼さんのサイトには、なぜか猫や小鳥のかわいいペットの絵が貼ってあるのが多い

伝統護持の国粋で日の丸に日本刀、菊のご紋章に桜に富士が多そうですが意外に少ない

そういうのもありますが、ネットでなくリアル右翼さんので、それも年輩の人のが目立つから、そのうちお亡くなりになって減っていくことでしょう

対して左翼のサイト

いかにも生意気で説教を垂れそうな中高年インテリオヤジの写真が貼ってあったりで、見ているだけで腹が立ってくる

この辺も最近の保守優勢の原因かも

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いつまで夏が続くのか?

2013-10-12 | Weblog
この写真、今日の夕方の多摩川の夏雲です

10月だが夏雲と言いたい

もっともカリフラワーみたいで、8月の本物の夏雲と比べるとどこか変

それにしてもこの暑さ、永久に続くつもりでしょうか

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新国立競技場問題

2013-10-12 | Weblog
東京オリンピック招致成功で、新国立競技場のデザインが問題になっているそうです

デザインや大きさがどうのというより問題はあのエリアをいじることでは

神宮外苑のあの一帯、変な建物がない東京圏では貴重なエリアです

なかでも効いているのが絵画館

今の国立競技場も絵画館に遠慮して地味に徹して景観を破壊しなかった

不細工な競技場をヘタに作ってこの調和を崩す大失敗のおそれも

結局、一番良いのは何もしないこと?

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多摩川の秋の夕暮れ

2013-10-11 | Weblog
この写真、今日の多摩川の夕暮れであります

大変暑い日で枯れ草もまだ少ないですが、秋の気配濃厚でした

ところで多摩川の秋から冬の夕暮れ写真は当ブログの名物ワンパターン年中行事です

これからしばらく続きますので、まあ見てやって下さい

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映画の連作物は必ず失敗する

2013-10-11 | Weblog
よく言われますが、ジブリは続編を作りません

続編を連作した「ゴッドファーザー」は後になるほど出来が悪い

どうせやるなら一転してお笑いにでもした第四部を作れば、意外性で成功したかも

その点、寅さんはどれも同じに見えますが、これも成功というより失敗していないレベルでしょう

ゴッドファーザーや寅さんのファンには連作は受けたでしょうが、それ以外の映画ファンは連作化で第一作の印象を薄くし、傑作だった第一作に傷をつけている

クラシック音楽では交響曲1番より9番が上というのはあっても、映画では第1作を超えるのは殆ど不可能なようです

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トウガラシは奥が深い?

2013-10-10 | Weblog
この写真、岡山で作ったトウガラシであります

なぜか今年はあまり辛くない

トウガラシと言うとワンパターン辛さの単純作物みたいな気がしますが、品種も多い

実のなる時期や天気や病害虫などもかなり影響するようです

結構デリケートで奥の深い作物であります


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右翼のテロが復活?

2013-10-10 | Weblog
この前、ヘイトスピーチを法律で抑えてもテロの形で訴えてくるぞ、という趣旨を書きました

そもそも今までのこれほど長い間、右翼テロが起きていないのが不思議というか不気味です

起きないのは今のところ慈悲の心が破壊の心を抑えているからで、破壊の心がまさってくれば斬奸テロに走る

単純な理屈ですが、血盟団事件の井上日召がこんなふうに説明していて、実際、昭和の斬奸をみればこういう見方、説得力があります

大震災や原発事故以上にいつ起きてもおかしくないのでは

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1964年東京オリンピック記念切手

2013-10-09 | Weblog
これも1964年東京オリンピックグッズ、記念切手シートです

もっとも当時はグッズなんていいませんでした

久しぶりに眺めてまず感じたのはカラー印刷のレベルがかなり高いこと

というか、カラー印刷技術は既にこの時期で進化がとまったのかも

万事に抑え目で今からすれば地味に見えるデザインも、昭和の謙虚と美徳でしょうか

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