適格退職年金への新規加入が認められなくなってから8年になります。
この間、企業年金の加入者数は、どのように変化したのでしょうか?
適年の移行はで、中小企業では中小企業退職金共済を選択していると
いうことを、皆様もお聞きになったことがあると思います。
実際は、どうでしょうか?
平成14年度末は、
適格退職年金の加入者は、859万人
厚生年金基金⇒ 1,039万人
確定給付企業年金⇒ 15万人
中小企業退職金共済⇒ 260万人
企業型・確定拠出年金⇒ 33万人
でした。
平成18年度末は、
適格退職年金の加入者は、506万人
厚生年金基金⇒ 524万人
確定給付企業年金⇒ 430万人
中小企業退職金共済⇒ 284万人
企業型・確定拠出年金⇒ 219万人
となりました。
平成21年度末には、
適格退職年金の加入者は、249万人
厚生年金基金⇒ 460万人
確定給付企業年金⇒ 647万人
中小企業退職金共済⇒ 302万人
企業型・確定拠出年金⇒ 340万人
となっています。
確定給付企業年金が、適年の移行だけでなく厚生年金基金の代行返上
をうけて、加入者を伸ばしています。
一方、中小企業退職共済は、中小企業での利用が多いとはいえ、大きく
加入者が増えているわけではありません。
むしろ、企業型・確定拠出年金の加入者数がこの8年で、10倍になって
います。
では、企業型・確定拠出年金を導入している企業の規模は、どうなので
しょうか? 続く