企業型年金を退職金制度の内枠としている場合には、想定退職金を自社で
管理・計算することになります。
従業員の退職に伴い、会社が支給する退職一時金は、退職金規程により
計算された金額から『想定退職金』を引いた金額を会社が退職一時金として
支給することになります。
退職する従業員ごとに、退職時までの掛金を『想定利回り』で運用したとする
金額が『想定退職金』となります。この『想定退職金』は、運営管理機関で
従業員別に管理・計算してくれませんので、自社で管理・計算していくことに
なります。
計算式は、
退職金規程に則り計算した金額-想定退職金=会社が支給する退職一時金
です。
上記の式の、想定退職金は、企業型年金の掛金合計額ではありません。
また、運用結果が良い従業員では退職一時金の支給額負担が減るわけでも
ないし、逆に運用結果がおもわしくなかった従業員に退職一時金を多く支給す
る必要もありません。
当然、退職金規程に、『想定退職金』、『想定利回り』ということを、誤解のない
ようにを盛り込んでおく必要があります。
また、退職金の支給事由に、自己都合、定年、会社都合、死亡等がある場合、
それぞれの計算の仕方は、上記の計算式に当てはめて行います。
『想定退職金』の計算は、表計算ソフト=エクセルを使います。
手間がかかるか簡単かは、退職金規程の内容と企業型年金の掛金テーブル
によります。
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