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生命保険の加入では、必要保障額を見極め、老後のゆとりを作り出そう!・・・(2)

2007-11-08 11:00:58 | 保険商品

昨日のブログでご紹介した例・・・配偶者30歳、子供1人5歳の場合の
必要保障額額は、生活費と教育費で2,000万円、住宅がない場合では、
プラス3,000万円とし5,000万円でした。

生活費+教育費=2,000万円は、逓減定期保険での準備が合理的です。
1年間に必要な保障額を年金で受け取れるタイプの保険です。
多少余裕を持たせて、年150万円が20年間年金として受け取れタイプ等
が向いていると思います。一般的な生命保険である10年更新型の定期保
険特約付き終身保険より、保険料はかなり安くなります。

住宅を購入して住宅ローンを払っている場合には、世帯主の死亡により、
住宅ローンの残高が団体信用生命保険から弁財されるようになっていま
すので、住居費はいらなくなります。が、賃貸住宅に住んでいる場合は、
住居費を考えて、その分の保障が必要ですが、5年後あるいは10年以内
に住宅を購入する計画があるなら、5年間あるいは10年間だけの掛け捨て
の定期保険に加入するといいのではないでしょうか?

生命保険の加入状況をみると、まだまだいわゆる10年更新型の定期保険
特約付き終身保険が幅をきかしています。これは、10年ごとに保険料が
上がっていくタイプです。

病気やケガで入院・手術した場合には、健康保険から高額療養費や傷病
手当金を受け取ることができます。
高額療養費は1ヶ月の医療費が、80,100円+(医療費-267,000円)×1%
を超えると、超えた金額は払い戻しになる制度です。※
傷病手当金は、病気・ケガで療養中の生活費を保障する制度です。標準
報酬日額の6割の金額(給与の6割相当)が、1年6ヶ月支給されます。

ご加入の生命保険は、遺族給付や病気・ケガによる給付を考慮して検討し
た保障額、保険料でしょうか?
見直すと、結構無駄な部分があると思います。その金額を、個人型DCに
振り向けたとした場合が、10月6日ブログです。是非参考にしてください。

※高額療養費は、年齢、収入によって取扱が違います。詳しくは社会保険
 庁のホームページで見ることができます。

●確定拠出年金のことを、DCといいます。
 DCは、defined contributionを略したものです。



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