厚生年金基金の後継制度として、保険商品をと、もしお考えなら
再考をお勧めします。
このブログでは、退職金制度に保険商品を使うことをお勧めしていません。
理由は、無駄が多いからです。
退職金規程で定めてある支給要件と保険商品の積立はあわないからです。
例えば、新入社員として入社した人が定年で退職する時の、一般的な
支給ラインをグラフで求めてみます。
昇給率は、その企業の平均的な数字を使い、退職金規程の計算に従った
算出した結果をグラフにします。
それと、保険商品の積立額(解約返戻金、最後は満期保険金)のグラフと
重ね合わせると、一致していないことが分かります。
さらに、それに年間保険料の推移グラフを重ねてみましょう。
勤続年数が短い場合は、保険料の金額が退職金支給額より多くなります。
解約返戻金は、退職金支給額の届きません。
保険商品では、本来必要な退職金規程の金額とかけ離れた積み立てと
なってしまいます。
それは、企業にとって、無駄なコストだと思います。
気になる場合は、是非ご相談ください。
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