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確定拠出年金制度の加入者、企業型と個人型

2007-09-14 15:27:08 | 確定拠出年金・企業型

確定拠出年金制度が創設されて、この10月で6年になります。
確定拠出年金の加入者は、どれくらいになったでしょうか?
確定拠出年金には、企業型と個人型があります。
企業型の加入者は、2007年6月末で244万人になりました。
個人型加入者は、83,793人です。
このうち1号加入者は34,480人、2号加入者は49,313人です。
1号加入者とは、個人事業主など国民年金加入者です。
2号加入者とは、厚生年金の加入者で、企業年金(下記)や確定拠出
年金企業型を導入していない会社の社員で加入している人達です。

企業型とは、企業が掛金を拠出する制度です。掛金は損金となります。
年間の拠出限度額は、企業年金(厚生年金基金、確定給付企業年金、
税制適格退職年金)がある場合は276,000円、ない場合は552,000円
です。
個人型とは、加入者個人が掛金を拠出するものです。掛金は小規模
企業共済等掛金控除となります。1号加入者では、年間の拠出限度額が
816,000円、2号加入者では、216,000円です。

個人型が企業型に比べて、加入者が極端に少ないのが、残念ですが、
所得控除が注目されつつあり、じわじわと加入者が増えています。

昨日紹介の記事で、山崎元氏が、
「確定拠出年金の長所は、自分の年金資産を自分で意識的に把握でき
ること。。。」
「(確定拠出年金の)個人勘定に資産が積み立てられ、自分で運用を
指図する確定拠出年金の場合、年金資産に対する関心が高いから、
(年金の)納付の記録が問題になるようなことは、もちろんない。」
と書いています。

確定拠出年金は、自分の年金は自分で守ることに繋がる制度です。



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