褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

競馬 NHKマイルC予想(2019)

2019年05月04日 | 競馬予想
NHKマイルCの予想
 平成の最後の方の馬券はボロボロで、実際に先週の平成最後のGⅠレースの天皇賞(春)の予想では大恥をかいてしまった。令和の時代を迎えて、俺の頭上に競馬の神様が降臨してくることを願っているのだが、令和の最初のGⅠレースであり、競馬予想の一発目が日曜日に行われるNHKマイルC。馬場状態はさほど気にしなくても良いのかと思っていたが、土曜競馬の東京競馬場では10レース以降が中止になってしまうほどの大量の雹が降ってきた。スピード決着なら桜花賞で圧倒的なスピードを見せつけたグランアレグリアが本命で仕方ないと思ったが、少しばかりパワータイプの馬にもチャンスが出てきた。展開は前走のアーリントンⅭで逃げ切ったイベリスが逃げる。そして2番手にはスタートセンス抜群のワイドファラオが付けると思う。意外にもペースは落ち着きそうで、1000Ⅿ通過が59秒台から1分の平均から少し遅い目のラップになりそうだ。先行馬が楽なペースになりそうな気配が漂うが、そんな流れを早めに動くのがグランアレグリア。そして、それに呼応するようにアドマイヤマーズも動く。東京コースの良馬場でスピード決着なら、そのままこの2頭でゴール板までマッチレースになるかと思われるが、あの雹の降りっぷりなら今回のレースは時計が少し掛かる決着になりそうだ。そうなるとスピード一辺倒に近いグランアレグリアが絶対とは言い切れないと思う。アドマイヤマーズにしても強気なデムーロならグランアレグリアを競り負かすことだけを考えて乗るだろう。ここは後方待機に賭ける馬たちの台頭だ。尚且つ、そこそこ重たい馬場でもこなす馬、血統的にも重馬場適性を感じさせる馬がいれば本命にしたいと思っていたら、俺の願ったり叶ったりの馬がいた。

◎ 15 ヴィッテルスバッハ
〇 17 アドマイヤマーズ
▲  7 グランアレグリア 
△  1 クリノガウディ
△  2 プールヴィル
△  3 ダノンチェイサー
△  6 グルーヴィット
△ 18 ケイデンスコール
×  5 マイネルフラップ
× 13 ファンタジスト

 俺の本命は15番のヴィッテルスバッハ。前走のニュージーランドTは超スローペースで後方からのレースで絶望的な展開。最内枠から好スタートを決めて逃げたワイドファラオが勝って当たり前のレース。そんなレースを後方から外を回って一頭だけ違う脚色で追い込んできた本馬は賞賛に値する。今回は早めに動いて先行する馬を掃除してくれるグランアレグリアのレース振りなら前走のように展開に泣くことはないだろう。そして、この馬は長い直線の東京コースでこそ本領発揮するのは2走前のレースで証明済みだし、パワーを要する馬場も未勝利戦での稍重の馬場で勝っているので大丈夫。血統的にルーラシップの子供だからスピード決着にならない馬場はこの馬に向くだろう。ここ2走の出遅れは心配であり、もう少しマトモにスタートは出て欲しいのが正直な気持ち。それでも勝ち負けには絡んでくるだろうし、強敵の2頭を打ち破る可能性は大いに感じさせる。

 対抗には17番のアドマイヤマーズを挙げる。前走の皐月賞は上位3頭に引き離された4着と不満の残る結果であり、内容も少し物足りなかった。しかし、思ったよりも位置取りが後ろで、もっと早めに動きたかったはずだが結果的に内枠が響いた。しかし、GⅠレースだとこの馬には2000Ⅿは長い。今回の1600Ⅿ戦はパーフェクトの成績を残しているように、今回の方がチャンスだ。このレースはダイワメジャーの産駒が2勝しているし、血統的にも後押しできる。枠は外過ぎるが、この枠なら前回とは逆に自在に動けそうなので当面のライバルであるグランアレグリアの動きを見てレースが出来そうだ。実際に朝日杯フューチュリティステークスではグランアレグリアを封じ込んでいるだけに、ここはチャンス。馬場が渋るのもグランアレグリアとの比較では良いだろう。得意のマイル戦なら2歳王者のプライドを見せつけるか。

 単穴には7番のグランアレグリアをやっぱり挙げる。桜花賞のレースの再現をここでも見せるか。しかし、時計が掛かりそうな馬場になるのはやっぱりマイナス材料だろう。そして阪神外回りコースよりも更に直線の長い東京コースだと早めにエンジンをふかしてガス欠のケースは充分に考えられる。しかし、桜花賞の圧倒的なパフォーマンス、乗りに乗っているルメール騎乗ならばこれ以上は評価を下げられない。

 △評価は内枠に入ったレースセンスのある馬、渋った馬場が得意そうな6番のグルーヴィット、そして前走の脚はそれなりに見所があり、休養明けの効果を見込んで18番のケイデンスコールを挙げておく。

買い目 三連単フォーメーション
1着 15
2着  1、2、3、6、7、17、18
3着  1、2、3、5、6、7、13、17、18

買い目 三連単フォーメーション
1着 7、17
2着 15
3着 1、2、3、5、6、7、13、17、18

買い目 三連単フォーメーション
1着 17
2着 1、2、3、6、7、18
3着 15                              合計 78点 3枚目のフォーメーションが的中しそうな予感がします

 
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映画 悲しみが乾くまで(2008) ストイックな姿勢を感じます 

2019年05月04日 | 映画(か行)
 せっかく綺麗な女性から家に誘われたのに、「あなたが死ねば良かったのに」なんて面と向かって言われたら、流石に打たれ強い俺でもショックだ。そんな酷い言葉を投げかけないと、やってられね~!と思えるぐらいどん底に叩き落とされた女性と、何を言われても腹を立てないヘロインに溺れた男。ボロボロの事態に直面している2人の男女が浮き沈みを繰り返しながらも、必死に立ち上がろうとする人間ドラマが今回紹介する映画悲しみが乾くまで
 丹念に描き込まれたストーリー展開にも惹かれるが、それよりも本作の特徴はアップの映像が多用されていること。顔の表情をとらえたアップの映像なんかは、どんな映画でもあるが、本作は片目だけだったり、唇だけだったりのような極端な映像表現が見られる。それは台詞からではなく瞳の奥から気持ちをえぐり取ろうとしているように感じたり、嘘を許さないような強い気持ちが現れているようにも見える。

 何はともあれ女性監督ならではのストーリー展開、女性像が見れるストーリーの紹介を。
 オードリー(ハル・ベリー)は愛する夫ブライアン(デヴィット・ドゥカヴニー)と2人の子供に囲まれて幸せな生活を送っていた。ところがある日の夜、ブライアンは男が女に暴力を振るっているのを止めようとして射殺されてしまう。
 夫の葬式にブライアンの親友であるがヘロイン中毒でヘロヘロになっているジェリー(ベニチオ・デル・トロ)が現れる。オードリーは以前からジェリーのことを嫌っていたのだが、子供たちが意外にもジェリーと親しくしているのを見て、ジェリーに自宅の空き家を提供するのだが・・・

 前半は時間軸が色々と飛ぶので少々ややこしく感じるかもしれないが、オードリーが夫のブライアンを愛している様子、オードリーがどれくらいジェリーを嫌っているか、夫のブライアンとジェリーの友情の固さが描かれているのだが、これが徐々に生きてくる展開だ。見た目は何だか危ない人のようなベニチオ・デル・トロ演じるジェリーだが、本当は良い人なんだということがわかってくる。
 オードリーがあれほど嫌っていた夫の親友であるジェリーを自宅に住まそうとする展開からアダルドビデオのような陳腐なストーリーが展開されるかと思いきや、実はここからが本作のストーリーの凄いところ。ジェリーを何かと理由をつけて家に呼んだのは夫を亡くした悲しみを少しでも癒すためだと思うのだが、それが逆効果になっていく展開には感心させられた。特に子供たちがジェリーと親しくなればなるほど腹が立つあたりの件は女性監督ならではの感性が発揮されていると思う。
 いきなり愛する者を失った女性とヘロイン中毒の男の男女の交流がメインに描かれているが、そんな2人を支えるような周囲の人達がまた素晴らしい。人間って協力しあって生きていくんだということが改めてわかる。そして、失うものがあれば、得るものがあるという普遍的な事に触れているのも本作の優れたところ。俺だって思い起こせば飲み代をピンハネされたり、政治活動費を寄付したのに恩を仇で返されたりして無駄にカネを無くした。しかし、その代わりに多くの友情を得た。
 そして、ハル・ベリーベニチオ・デル・トロの両者だが、さすがはアカデミー受賞者なだけあって魅せる。特にベニチオ・デル・トロの方は、その演技はホンモノじゃないとできないだろうというぐらいの完璧さ。他にも褒めたりないところがあったかもしれないが、どんなに辛い目に遭っても頑張って生きようと思わさせてくれる悲しみが乾くまでをお勧め映画として挙げておこう

悲しみが乾くまで スペシャル・エディション [DVD]
アラン・ローブ,アラン・ローブ
角川エンタテインメント


 監督はデンマーク人の女性監督であるスサンネ・ビア。本当にこの女性監督は余韻が残りまくりの映画を撮る。個人的に最も好きな恋愛映画しあわせな孤独、親子とは何か?を問いかけるアフター・ウェディングがお勧めです。


 
 

 

 

 


 









 


 

 



 



  
 
 
 
 
 

 
 

 



 
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