個人的にはオムニバス映画というのは好きでもないのだが、今回紹介する黄色いロールス・ロイスは、明るくて楽しい映画。3編のストーリーから成るが、タイトル名にもなっている黄色いロールス・ロイスが全編に渡って活躍するが、個人的にはいずれのストーリーも恋の場所として提供されているのにウケた。そして、1930年代のロールス、ロイスって、こんな形をしてたんだと少しばかり驚いた。更に驚きなのが当時の大スター達の共演。もちろん今では故人になられた方もいれば、今でも活躍している女優さんも出てくる。
戦前から戦中にかけて黄色いロールス・ロイスが活躍するストーリーを紹介しよう。
戦前のロンドンにおいて。チャールズ侯爵(レックス・ハリソン)は妻エロイーズ(ジャンヌ・モロー)との結婚10周年記念にロールス・ロイスを購入する。そして自分の馬が大レースに出走するために競馬場へエロイーズを伴なって行くのだが・・・。
3万キロ以上走ったロールス・ロイスがイタリアに渡っている。マフィアのパオロ(ジョージ・C・スコット)はアメリカから婚約者であるメイ(シャーリー・マクレーン)を連れて旅行中。しかし、パオロはどんな遺跡を見せても感動しないメイに苛立っていた。しかし、メイは車屋にあったロールス・ロイスに感激してしまいパオロはキャッシュで払う。彼らはロールス・ロイスに乗って観光しているとイタリア人で観光客相手にカメラを撮っているステファーノ(アラン・ドロン)と出会う。パオロが仕事で一旦アメリカに帰り、イタリアを3週間離れることになるのだが、その間メイはステファーノと親しくなってしまい・・・
1941年、ユーゴスラビアの国境に近いイタリアのトリエステに、ロールス・ロイスがあるのだがもう既に古びてしまっている。アメリカの富豪のミレット夫人(イングリッド・バーグマン)はこの車に乗ってユーゴスラビアの国王に会いに行こうとするが、一緒にユーゴスラビアへ帰りたがっていたダビッチ(オマル・シャリーフ)をついでに乗せる。しかし、ユーゴスラビアに到着した途端にナチスドイツの攻撃が激しくなる。その現状を見て見ぬふりができないミレット夫人は実はユーゴスラビアのバルチザンの指導者であったダビッチと行動を一緒にするのだが・・・
凄い豪華スターが出てくる。イングリッド・バーグマンは本作が公開された時は49歳ぐらいだが綺麗。そして、非常に気が強い女性を演じているのが興味深く、笑わせる。絶世の美男子のアラン・ドロンがイタリア人役というのはイケてなかったが、可愛い時のシャーリー・マクレーンとキスしまくっているのは流石に感じた。
3編とも、前述したがロールス・ロイスが結ばれぬロマンスの場になっているのが笑えるし、今思うとほろ苦くも感じる。そして、ロールス・ロイスが3編目ではボロボロになりながらも輸送機として大活躍しているのには笑えた。結局このロールス・ロイスがどのような運命を辿るのかは本作を観てもらおう。なかなかユーモアも効いており、楽しい気分になれる映画として今回は黄色いロールス・ロイスをお勧めに挙げておこう
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戦前のロンドンにおいて。チャールズ侯爵(レックス・ハリソン)は妻エロイーズ(ジャンヌ・モロー)との結婚10周年記念にロールス・ロイスを購入する。そして自分の馬が大レースに出走するために競馬場へエロイーズを伴なって行くのだが・・・。
3万キロ以上走ったロールス・ロイスがイタリアに渡っている。マフィアのパオロ(ジョージ・C・スコット)はアメリカから婚約者であるメイ(シャーリー・マクレーン)を連れて旅行中。しかし、パオロはどんな遺跡を見せても感動しないメイに苛立っていた。しかし、メイは車屋にあったロールス・ロイスに感激してしまいパオロはキャッシュで払う。彼らはロールス・ロイスに乗って観光しているとイタリア人で観光客相手にカメラを撮っているステファーノ(アラン・ドロン)と出会う。パオロが仕事で一旦アメリカに帰り、イタリアを3週間離れることになるのだが、その間メイはステファーノと親しくなってしまい・・・
1941年、ユーゴスラビアの国境に近いイタリアのトリエステに、ロールス・ロイスがあるのだがもう既に古びてしまっている。アメリカの富豪のミレット夫人(イングリッド・バーグマン)はこの車に乗ってユーゴスラビアの国王に会いに行こうとするが、一緒にユーゴスラビアへ帰りたがっていたダビッチ(オマル・シャリーフ)をついでに乗せる。しかし、ユーゴスラビアに到着した途端にナチスドイツの攻撃が激しくなる。その現状を見て見ぬふりができないミレット夫人は実はユーゴスラビアのバルチザンの指導者であったダビッチと行動を一緒にするのだが・・・
凄い豪華スターが出てくる。イングリッド・バーグマンは本作が公開された時は49歳ぐらいだが綺麗。そして、非常に気が強い女性を演じているのが興味深く、笑わせる。絶世の美男子のアラン・ドロンがイタリア人役というのはイケてなかったが、可愛い時のシャーリー・マクレーンとキスしまくっているのは流石に感じた。
3編とも、前述したがロールス・ロイスが結ばれぬロマンスの場になっているのが笑えるし、今思うとほろ苦くも感じる。そして、ロールス・ロイスが3編目ではボロボロになりながらも輸送機として大活躍しているのには笑えた。結局このロールス・ロイスがどのような運命を辿るのかは本作を観てもらおう。なかなかユーモアも効いており、楽しい気分になれる映画として今回は黄色いロールス・ロイスをお勧めに挙げておこう
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