我が国ニッポンのお隣の朝鮮半島ではミサイルを盛んに飛ばすだけでなく、核実験も繰り返し行っている。今や世界で一番の危険区域に日本はあると思うのだが、どうやら我が国民の多くは、日本が核兵器を持つことに対しては大声で反対と叫んでいる割りに、よその国が核兵器を持つことに対しては殆んど非難もしないし、核兵器を力づくで廃止させようとする気など毛頭もないらしい。もはや北朝鮮の暴走を止められるのはアメリカの軍事力だけなのか。
米ソ冷戦時代においては一歩間違えれば本当に核戦争が起きるような雰囲気があったという。そして当時ハリウッドでは核戦争をテーマにした作品が多く作られた。その中でもスタンリー・キューブリック監督の博士の異常な愛情と今回紹介する映画未知への飛行は双璧をなすだろう。
さて核兵器を持つことの恐ろしさを描いた内容のストーリーの紹介をしよう。
米ソ冷戦時代において。アメリカ空軍のグレディ大佐率いる核搭載爆撃機の編隊の巡回飛行中に指令が下される。それは「ソ連の首都モスクワを核攻撃しろ!」。仕方なくグレディ大佐はモスクワに向かうのだが、実はアメリカの軍事コンピューターの誤作動によるミス。早速アメリカ政府は対策を協議するのだが、グタグタしている内にグレディ大佐率いる爆撃機の編隊はフェイル・セイフを超えてしまう。それは大統領が命令しても引き返さないことを意味していた。
アメリカ合衆国大統領(ヘンリー・フォンダ)がクレディ大佐に命令しても、当然の如く無視して規約どおりにそのままモスクワへ向かう。大統領は核戦争を回避するために、ソ連首相とホットラインを通して対策を練るのだが・・・
博士の異常な愛情は核戦争の恐怖を悪ふざけのノリで描いていたが、本作は極めて真面目に描いている。ヘンリー・フォンダ演じる大統領なんかは、現在のアメリカ合衆国大統領よりも大統領らしく見える。
しかし、本作を観ていると核兵器が存在している限り、ヒューマン・エラーだけでなく、あらゆる原因で核戦争が起きてしまう可能性があることに気付かされる。ましてや今や核兵器を持っている国が有数あり、北朝鮮のような狂った独裁者が支配している国も持っていることを考えると、俺なんかは不安で安心して寝られない。
核兵器が投下されそうになる緊迫感は相当なものだし、ラストではヘンリー・フォンダ演じる大統領の苦渋の選択に驚き、世界を動かすリーダーの責任感の重さを実感させられる。まあ、今観れば何だか違和感のある描写があったりするように思うが、米ソ冷戦の緊迫感の真っ只中に制作された映画として観ると本作の凄さを感じることができるだろう。
今や何かと油断のならない情勢が日本の近くで起こっているが、だからこそ観ておきたい映画として未知への飛行をお勧め映画として挙げておこう
監督は社会派サスペンスの分野で多くの傑作を遺したシドニー・ルメット。十二人の怒れる男、セルピコ、狼たちの午後、ネットワークがお勧め。
米ソ冷戦時代においては一歩間違えれば本当に核戦争が起きるような雰囲気があったという。そして当時ハリウッドでは核戦争をテーマにした作品が多く作られた。その中でもスタンリー・キューブリック監督の博士の異常な愛情と今回紹介する映画未知への飛行は双璧をなすだろう。
さて核兵器を持つことの恐ろしさを描いた内容のストーリーの紹介をしよう。
米ソ冷戦時代において。アメリカ空軍のグレディ大佐率いる核搭載爆撃機の編隊の巡回飛行中に指令が下される。それは「ソ連の首都モスクワを核攻撃しろ!」。仕方なくグレディ大佐はモスクワに向かうのだが、実はアメリカの軍事コンピューターの誤作動によるミス。早速アメリカ政府は対策を協議するのだが、グタグタしている内にグレディ大佐率いる爆撃機の編隊はフェイル・セイフを超えてしまう。それは大統領が命令しても引き返さないことを意味していた。
アメリカ合衆国大統領(ヘンリー・フォンダ)がクレディ大佐に命令しても、当然の如く無視して規約どおりにそのままモスクワへ向かう。大統領は核戦争を回避するために、ソ連首相とホットラインを通して対策を練るのだが・・・
博士の異常な愛情は核戦争の恐怖を悪ふざけのノリで描いていたが、本作は極めて真面目に描いている。ヘンリー・フォンダ演じる大統領なんかは、現在のアメリカ合衆国大統領よりも大統領らしく見える。
しかし、本作を観ていると核兵器が存在している限り、ヒューマン・エラーだけでなく、あらゆる原因で核戦争が起きてしまう可能性があることに気付かされる。ましてや今や核兵器を持っている国が有数あり、北朝鮮のような狂った独裁者が支配している国も持っていることを考えると、俺なんかは不安で安心して寝られない。
核兵器が投下されそうになる緊迫感は相当なものだし、ラストではヘンリー・フォンダ演じる大統領の苦渋の選択に驚き、世界を動かすリーダーの責任感の重さを実感させられる。まあ、今観れば何だか違和感のある描写があったりするように思うが、米ソ冷戦の緊迫感の真っ只中に制作された映画として観ると本作の凄さを感じることができるだろう。
今や何かと油断のならない情勢が日本の近くで起こっているが、だからこそ観ておきたい映画として未知への飛行をお勧め映画として挙げておこう
未知への飛行 - フェイル・セイフ - [DVD] | |
ヘンリー・フォンダ,ダン・オハーリヒー,ウォルター・マッソー,フランク・オバートン,ラリー・ハグマン | |
Happinet(SB)(D) |
監督は社会派サスペンスの分野で多くの傑作を遺したシドニー・ルメット。十二人の怒れる男、セルピコ、狼たちの午後、ネットワークがお勧め。